気分が沈みがちなこんな時こそ、元気一杯の平野レミさんにご登場いただきましょう。

 日々の料理の悩みを吹き飛ばす、和田家の鉄板レシピを4つご紹介。これを食べれば、悩みもパッと消えるはず!


◆お悩み「自粛疲れで気分が沈みます」

レミさんの答え:空を泳ぐ鯛で、笑いをとっちゃって!

 食べものだって、笑いをとらなきゃと常々思っているんです。

 鯛はいつも寝っころがっていて可哀そうだから、今日ぐらいは立ててあげましょう。鯛だって時には空を飛びたいでしょうから、ベランダで食べればばっちり。きっと鯛も喜んでいることでしょう!

 たれにつけて楽しんでくださいね。

◆おったて鯛

●材料(4人分)

・鯛:1尾
・塩、酒:各少々
・大根:1/3本
・お好みの野菜:各少々
・レモン:適量

[ナンプラーだれ]
 ・ナンプラー:大さじ4
 ・ライムのしぼり汁:大さじ4
 ・水:大さじ2

[梅肉だれ]
 ・梅肉、水:各大さじ2
 ・削り節(細かくもむ):2g
 ・砂糖:小さじ2
 ・しょうゆ:小さじ1

●作り方

(1) 鯛はうろことえら、内臓をとってよく洗い、水けをふいて塩と酒を振る。皮目の2~3カ所に切り目を入れ、200度に熱したオーブンで20~30分焼く。途中、焦げないように尾や背びれをアルミホイルでおおう。

(2) 縦に切って断面を下にした大根を土台にして、竹串を前後に刺し、鯛を上から刺し込む。

(3) 水菜、パプリカなどお好みの野菜を食べよく切り、鯛の周りに盛る。

(4) 鯛の身をはずして、お好みのたれでいただく。

※『新版 平野レミの作って幸せ・食べて幸せ』より一部引用

新版 平野レミの作って幸せ・食べて幸せ

平野レミさん×和田誠さん夫婦共作のレシピ本が復刊。「料理は楽しく作ればおいしくできる! 」レミさんの料理と暮らしの話をたっぷり収録。20年以上前に作られたとは思えない、国際色豊かなレシピが108品。仕事に子育てに奮闘しながら考案した手軽な料理は、現代の共働き家族にもぴったり。今回の復刊にあたって、より手軽に作れるよう改良を加えました。美味しくてカラフルで豪快で、元気をもらえるレシピ集です。

著者 平野レミ
絵とデザイン 和田誠
主婦の友社刊
2020年5月29日(金)発売
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平野レミ

料理愛好家。和田家の料理をまとめたレシピ集『平野レミの作って幸せ・食べて幸せ』(主婦の友社・1999年刊)を再編集した新版を刊行。「週刊文春」表紙でおなじみの和田誠さんが絵・デザインを手掛ける。