「あの映画は観たほうがいいです!」「この本、最高なので読んでください!」と、普段からカルチャー情報を浴びせあっているCREA編集部員のT&K。
そんなふたりが、外出自粛期間中に観て面白かった映画&ドラマについて、とことん語りつくします。
※作品名に続く( )は、2020年6月9日(火)現在、その作品が視聴できる主な動画配信プラットフォームを示します。(N)→Netflix、(A)→Amazon Prime Video、(F)→FODプレミアム
最新の配信状況は、各サイトをご確認ください。
犯罪映画・ドラマで 外出自粛の鬱憤を晴らす!?
◆マインドハンター
編集K もともとハードな内容の作品が好みですけど、外出できない鬱憤がたまっているのか、普段より刺激的な作品を選びがちな気がします。
編集T 確かに! 私は犯罪系の映画・ドラマをいろいろ観ていました。その中でもイチオシは、巨匠デヴィッド・フィンチャーが製作総指揮をつとめるドラマ「マインドハンター」(N)。
1970年代の実話をベースに、プロファイリングという捜査手法を確立しようと奮闘するFBI捜査官と、シリアルキラーたちの様子をリアルに描いていて、自分も一緒に捜査しているような気分を味わえます。
編集K フィンチャー×犯罪プロファイリングなんて、最高の一言に尽きますよね。
「マインドハンター」と同じく、フィンチャーが監督と製作総指揮をつとめた『ハウス・オブ・カード 野望の階段』(N)の配信時にも思いましたが、「あのフィンチャー作品をドラマシリーズでたっぷり楽しめるなんて、Netflixオリジナルドラマってすごい! 豪華!」と感動しました。
◆ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
編集T 昨年公開された、クエンティン・タランティーノ監督の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(A)でも、実在するカルト集団マンソン・ファミリーが出てきたけど、その教祖・チャールズ・マンソン役を演じたデイモン・ヘリマンという俳優さんが、「マインドハンター」でも同じ役を演じていて、めちゃくちゃ驚きました。
編集K 『ワンハリ』を観ると、マンソン・ファミリーについて深掘りしたくなりますよね。シリーズもののドラマでは、尺が短い映画と違って、シリアルキラーのバックグラウンドを深いところまで描いてくれるのがいいところ。
2020.06.10(水)
文=CREA編集部