今、台北では洋菓子が本格化し、舌の肥えた人々を唸らせています。
しかも、台湾ならではのフルーツを使ったり、発酵などの豊かな食文化をアレンジ。食べずに帰るのはもったいない注目の2店をご紹介。
台湾が世界に誇るショコラティエ
◆YU CHOCOLATIER 畬室
![右から:「柴焼麻油」「一翦梅」「古典烏龍」「茉莉」「米酒醸」。台湾の食文化や食材を活かしたボンボンショコラは、各85元。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/8/-/img_4871d29744550e0b4c7fe20084298dc152814.jpg)
シェフショコラティエの鄭 畬軒さんは、フランス・パリの複数の名店で修業を積み、台北で開店。
![「畬室巧克千層派」はスペシャリテのチョコレートミルフィーユ。高温多湿の台湾では、サクサク感を保ちにくいため、イートインのみ。5種類のチョコを使ったクリームをパイで挟み、注文ごとに仕上げる。390元。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/-/img_64375253fc065c250b827fd2fe2e078b100604.jpg)
フランスとは(もちろん日本とも)違う気候や食材を活かした、美しいショコラやケーキが食べられるとあって、遠方から訪れるファンが多い。
![キンカンのムースとゼリー、レモンの果皮入りのスポンジを、パッションフルーツをしのばせたホワイトチョコで包んだ「金桔茉莉」230元。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/3/-/img_5328ddf1dec5fc119a071b3a23e0065743323.jpg)
「ケーキは香水のよう。食べる直前と途中、余韻まで風味を楽しんで」と鄭シェフ。確かに、食べ終えるのが惜しいほど、一瞬一瞬の味わいが記憶に残る。
![チョコ好きが集う聖地となっている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/c/-/img_8cf413ab058aa1b76f5910e174e10a24144027.jpg)
イートインでも、テイクアウトでも。
YU CHOCOLATIER 畬室
(ユー ショコラティエ ユーシー)
所在地 台北市大安區仁愛路四段112巷3弄10號
電話番号 02-2701-0792
営業時間 12:00~20:00
定休日 水曜
https://www.yuchocolatier.com/
2020.05.07(木)
Photo=Tamon Matsuzono
Coordination=Mari Katakura
CREA 2020年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。