大人のお手入れ魂に火をつけた オーガニックでエイジングケア
vol.063_ITRIM
ITRIM(イトリン)のデビューは2018年9月、大人の女性に向けたプレミアム オーガニック スキンケア ブランドとして誕生した。
ITRIMとは、“とても”“非常に”をあらわす古語「いと」と、内なる美しさを秘めた「凜」からなる造語。
「いと、凜と、生きる」をブランドコンセプトに、年齢を超えてしなやかに凜とした美しさを叶えるエイジングケアを提案。
日本から世界へ、グローバルな展開も着々と進んでいるようだ。
「ITRIMが最も大切にしていることは、肌と向き合い、肌で結果を出すこと。
オーガニックでクリニカルケアの効果を目指そうと。
着目したのは、実績のある伝統的な有用植物や天然素材。
エビデンスに基づき成分を厳選し、女性の肌ニーズや現代の環境に適応するかたちで取り入れています」と話すのは、ITRIMマーケティング マネージャーの金本裕子さん。
効果のある成分をただ入れているのとはワケが違う。
植物は「土から育てる」ことにこだわり、植物のどの部位にどんな成分が含まれているかを把握し、その効果を最大限に活かすために適した方法で丁寧に抽出を行う。
使用する天然由来成分はすべて「エビデンスありき」という徹底ぶり。
「日本各地を回り、現地の生産者とコミュニケーションを深めて希少な天然素材を見つけ出し、未使用資源からオリジナル原料を開発することも積極的に。
たとえば、メロン種子油は、北海道産の夕張メロンが加工される際に不要になる種子から、熱をかけないコールドプレス製法によって採油された植物油。
リノール酸やオレイン酸などの成分を含み、肌の水分・油分バランスを整える整肌成分としてほとんどの商品に配合しています」
有用な植物のチカラをいかに肌に効かせるか?
その鍵を握るのが独自の「カスケード アプローチ理論」だ。
「有用植物が持つ『多機能』という特長を活かした独自のスキンケア理論です。
3つのアプローチがあって、まずテクスチャーや芳香などで感覚に働きかけて肌の受け入れ態勢を整える『タッチング』。
そして、作用の異なる多くの成分を届けて肌内の連携を高める『スイッチング』。
さらに、有用成分があらゆるところに広がり再構築を図る『ストラクチャリング』。
この3つのステップで処方を組んでいます」
成分を食材とするなら、この理論は最高に美味しくいただく料理法。
ITRIMの物作り、半端じゃない!
2020.05.10(日)
Text=Masami Yoshida
Photo=Kenichi Yoshida