こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。
コロナ……辛いですよね。ただただ早期の収束を願うばかりなのですが、私たちにできることと言えば、自宅で静かに過ごすこと。そして手を洗い、掃除をすることでしょうか。
とはいえ、コロナ対策で普段以上に手を洗ったり、掃除をしたりしていると、手が荒れてきませんか? 私は、人生一番レベルで手が荒れてしまいました。
そこで、長年の取材で培った方法でハンドケアをしたところ、3日ほどで治りましたので、ケアのポイントとクリームの選び方についてご紹介します。
クリームはたっぷりつけるのが大事
まずはケアについてです。
手荒れを治したい時になによりも大事なのは、クリームの量です。思っている以上に、「相当多く使うべし」と心得たほうがいいでしょう。
私は、毎年冬になるとハンドケアの取材をし続けているのですが、そこで得た結論としては、「クリームさえたっぷり使えば、手荒れは早急に解消できる」ということです。しかも早急に対策すれば、変に悪化させないですみます。
日中に量を多く塗ると、「手がテレテレするのが嫌だ」と躊躇する方もいるかもしれません。が、迷ってはいけません。ほんの数分で吸収されるので、それまでの我慢です。
では、具体的な量を私の手の状態と合わせて、お見せしていきましょう。
まず、コロナ騒動で荒れた私の手の状態はこんなでした。
指先がひび割れて、全体的に粉を吹いて白くなっています。
そもそも、コロナ騒動が起こる前の私には、手洗いで毎回石鹸を使う習慣がありませんでした。しかも、掃除も、騒動後は自宅にいる時間が増えたせいもあり、かなり頻繁にしていました。さらに頻繁なアルコール消毒……。
そのせいで、3月の半ばには、かつてないほどのレベルで手が荒れていました。石鹸を使うとこんなにも手が荒れるのかと本当に驚きました。
そこで、頼ったのがユースキンA。
ユースキンAは指定医薬部外品のため、治癒効果も見込める成分が入っているのです。
私はひび割れレベルの手荒れやかかと荒れをした時などに、昔から愛用しているのですが、独特の色や香りに抵抗がある方もいるでしょう。しかしそれはビタミンの証。こんな時には、むしろ黄色を力強く感じます。
では、使う量です。
両手全体用として、人差し指の関節1個分強くらいをどどんと使います。
かなり多いので、塗ると一度には吸収されずに、手の表面がテレテレしてきます。けれど、負けてはいけません!
頑張って塗り込み続ければきちんと吸収されていきますから、諦めて量を減らすなどの愚行を犯してはいけません。塗り続けるのは、マッサージにもなるのです。
塗り続けていると、およそ3分ほどで、だいたい吸収された状態になります。
もちろん、まだ手がヌメヌメするのですが、3分も経過していれば、「必要分」は吸収されているハズなので、もうストップして大丈夫!
気にしないで仕事や生活に舞い戻ってしまいましょう。
さて、この「塗る行為」は、どれくらい頻繁に行うべきかと言いますと、手荒れ時には「気がついたら行う」くらいの頻度が実はオススメです。
私は、今回のひび割れ時には、1日5回以上は塗っていました。
そのおかげもあって、早くも翌朝には、かなり改善した印象で、更に翌日には、パッと見た感じでは普通レベルに戻っていました。
この段階では、ひび割れの名残で指先が固くなっていましたが、それ以外の部分は普通。
そこで、使うクリームも切り替えていきました。
2020.04.26(日)
文=にらさわあきこ
写真=にらさわあきこ、平松市聖