16:00 日本の夜を守る神社で 厄除け祈願!

 島根半島の西端に位置する日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)。下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮(かんのみや)」、上下の2つの神社を総称して「日御碕神社」と呼ぶ。

 楼門の正面にある下の宮の祭神は天照大神。日が昇る東にある伊勢神宮が日本の昼を守り、日が沈む西にある日御碕神社が夜を守る、という神勅がこの社のはじまりだ。

 一方、楼門の右手から少し上ったところにある上の宮は天照大神の弟、須佐之男命が祭神。日本神話において最も有名な二柱の神がここに祀られている。ご利益は厄除けと縁結び。

 稲佐の浜から日御碕灯台へ続く、日御碕街道の道路脇からは、眼下に権現造りの二社が見下ろせる。

 松林の中に映える朱色の社殿、その先に日本海が広がり、まるで一幅の絵画のように美しい眺めだ。

日御碕神社

所在地 島根県出雲市大社町日御碕455
電話番号 0853-54-5261
https://www.izumo-kankou.gr.jp/678

16:40 日本一の高さを誇る灯台のふもとで サンセットを

 日御碕神社から徒歩約15分にある出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)。1903年に完成し、今なお現役で使われている。

 灯台自体は43.65メートルだが、海面から灯台のてっぺんまでは63.3メートルと、日本一の高さ。すくっと空にそびえる姿は、潔いほど真っ白で、見ているだけで気持ちがいい。

 残念ながら訪れた日は中に入れなかったが、163段のらせん階段を上ると、視界爽快の展望台と展示室がある(展望台は入場料200円)。そこからの眺めは、島根半島をすみずみまで見渡せる絶景だとか。

 また、この灯台は国際航路標識協会(IALA)による「世界各国の歴史的に特に重要な灯台100選」、通称「世界灯台100選」に選ばれた日本の5つの灯台のうちのひとつ。国の登録有形文化財でもある。

 夕暮れが近づいたら、この灯台へ。

 階段で展望台まで登らずとも、ふもとからでも夕映えに染まる変化に富んだ海岸線と日本海を眺められる。日本の夜を守る神社のお参りとあわせて、夜の始まりをこの岬で迎えたい。

出雲日御碕灯台

所在地 島根県出雲市大社町日御碕1478
電話番号 0853-54-5341
営業時間 9:00~16:30
https://www.izumo-kankou.gr.jp/677

2020.04.03(金)
文=古関千恵子
撮影=石橋優太、古関千恵子