日本の人気コミックを原案にした韓国ドラマ「絶対彼氏。」で恋人用ロボットを熱演している、ヨ・ジング。

 少年時代からドラマ「太陽を抱く月」や、映画『ファイ 悪魔に育てられた少年』などで演技を絶賛され、今や22歳の主演スターに成長したヨ・ジングにCREAが独占インタビュー。

 ヨ・ジングが演じるのは、“彼女”に絶対的な愛を捧げるべくプログラミングされた恋人用ロボット、ゼロナインことヨング。

 2008年には日本の速水もこみち、2013年には台湾のジロー(飛輪海)が演じてきた役だが、2019年の韓国版では舞台がショービジネスの世界になり、より華やかでファンタスティックなラブコメディになっている。

 運命のいたずらで彼の持ち主となるのは、特殊メイクアップアーティストのダダ(ミナ)。彼女は人気スターのワンジュン(ホン・ジョンヒョン)の恋人だったが、秘密の関係に疲れて別れを選んだばかりだった。

 ドラマ版「王になった男」では暴君と道化師の二役を演じ分けたヨ・ジング。「絶対彼氏。」では、恋をして、純粋なロボットから、人間らしい男性へと変化していくさまをどう見せてくれるのだろうか?

――恋人用ロボットという役をオファーされたときは、どんな気持ちがしましたか?

ヨ・ジング 台本を読むまで内容が気になって仕方なかったです。韓国ドラマではめったにない役なので、どんなキャラなのかワクワクしていました。

 台本を読むと予想以上にハートウォーミングで美しい話でした。登場人物も魅力的です。普段の僕とは違いますが、ぜひ演じてみたいと思い、挑戦しました。

 セリフを読むとヨングがイメージできました。皆さん同じ意見だと思いますが、韓国ドラマでは非常に珍しい役です。最近僕が演じたキャラクターはクールな人物が多かったんです。「君さえいればいい」と言って優しく笑いかける役は初めてでした。この役を演じることで、多くの方に新鮮な刺激を与えられると思いました。

 僕にとってもとても魅力的な役なので「絶対彼氏。」への出演を決めました。

2020.02.03(月)
文=石津文子