激辛ブーム最強の一手!
健康と美容にも期待大
生スパイスへの熱い注目は、長らく続いている「激辛ブーム」に関係してるのだとか。激辛ブームといえば、いろいろありました。
カラムーチョをはじめお菓子を中心にした激辛食が流行り、「激辛」という言葉自体が新語・流行語大賞銀賞を受賞した1980年代中盤の第一次激辛ブーム。
エスニック料理やアジアン料理を中心とした、1993~1997年頃の、オシャレな第二次激辛ブーム。
2000年代のハバネロや蒙古タンメンを中心とした「火を吐くほどひたすら強いよ! 辛いよ!」な第三次激辛ブーム。
そしてここ2、3年続いている第四次激辛ブームは、シビレ系&ストロング系の合わせ技。
強烈な辛さ、しびれる辛さを追求しつつ、本格志向になっているのが特徴。
麻婆豆腐がブームになり、花椒入りの料理を食べ歩く「マー活」なる言葉もSNSでよく見られます。
つまり辛さも多様性を求められているというわけなのです。
第四次激辛ブームのおかげで、かなりスパイスは身近になってきている様子。
健康志向の方にも熱い視線を浴びています。確かに、スパイスは薬膳などで使われ、食べるほど元気になるイメージがあるある!
「ホットペッパーグルメ外食総研」のインターネット調査でも、男性は「食欲を刺激する効果」、女性は「新陳代謝を活発にする効果」「美肌効果」などを期待する声が!
なるほどなるほど。激辛ブームとはいえ、「スパイス=辛い」というイメージだけで語っては、
「ふっ、(スパイスへの理解が)まだまだ甘いね……」
なんて言われちゃう時代ってことですね。
確かに、あの香りだけでも、リラックス効果抜群。
私も「なんか疲れちゃったな」というときに、スパイスの食欲をそそる香りが漂ってくると、それだけでテンションが上がりますから。
2019.09.30(月)
文=田中 稲