島ブラスナップのコツ その1
「まずは3つの基本を押さえる!」

大仏の後ろ姿と飛行機。一緒に撮ると大仏がどれだけ大きいかわかる。

 スナップ写真の基本(1)はよく歩くことだけど、ただ歩いているだけでは何も見つからない。自分で被写体を見つけることが大事。

ナムアンの滝に向かう途中で出会った猫。猫はスナップ写真の鉄板なり~。

 面白いと思った形、物、人、動物、光、影など被写体に気付くことが大切なのである。常にキョロキョロと挙動不審であるべし! 見つけるぞ! という気持ちを持って、狩猟民族の血が騒ぐほどに能動的に歩き回ろう。(あ、日本人は農耕民族だった。笑)

ナムアンの滝で記念撮影する観光客。人がいるから滝が撮れないとあきらめずに人の位置を利用してその場の空気感を表現する。

 島を歩く時は歩きやすい靴、飲料水、小銭、帽子、タオル、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、カメラの予備バッテリーも忘れずに。朝、ホテルを出たら夕方まで帰らないつもりの装備で出かけること。

 すぐ撮影できるようにカメラは首から下げるか、ストラップをきちんと手首に巻き付けてしっかり持とう。カメラをバッグに入れてしまったら、せっかくのシャッターチャンスも逃してしまう。スナップ写真の基本(2)はカメラを絶対バッグに入れない。スナップ写真の基本(3)は常に楽しく! 実はこれが一番重要だったりする。楽しいといろいろなものが見つけやすくなるよ。

チャウエンの街の通りには宣伝カーがたくさん通る。意味不明な日本語の宣伝カーもサムイ島ならではの被写体(笑)。
フィッシャーマンズビレッジにはオシャレなカフェやレストランがある。覗いてみると光と影を生かした写真が撮れることも!

2016.12.26(月)
文・撮影=山口規子