中東風メニューもおいしい朝食でバカンスの始まり

バンコクを経由して、ドバイへ。だが、ドバイに着く直前、「空港にいずれの飛行機も着陸できない状態なので、近くで待機する」という機内アナウンスが。事故ではないが、とにかく空港に入れないようだ。駐機場らしきところに駐機し(おそらく、ドバイに隣接する、同じアラブ首長国連邦のシャールジャの空港だったと思う)、3時間待たされるというハプニングがあった。
ようやく着いたドバイ空港のイミグレは当然、遅れて到着した人たちで長蛇の列。幸い、ビジネスクラスは専用のファストトラックレーンが用意されているので、待たずに入国することができた。ビジネスにしておいてよかった!

到着日は部屋に入って即、就寝。翌朝目覚めると、晴天! ヴィラタイプの客室の目の前にはラグーンプールが流れていて、一気にリゾートモードにスイッチが入る。部屋の内装はタイを本拠地にするアナンタラらしくオリエンタルで、なかなか好み。バスタブが広々としているのもいい。


そういえば、食事は前日の夕方に機内食を食べたきり。まずは朝食を食べに、レストランへ。ブッフェに並んでいるのは、スタンドクッキングのオムレツやパンケーキなどインターナショナルメニューに加え、ラクダのミルクやイチジクのシロップ漬け、フムス(ペースト状にしたひよこ豆にレモン汁やオリーブオイルなどを入れた料理)など、中東らしいものも。

朝食を食べ始めると、スタッフが新聞を持ってきてくれた。こちらの食事を邪魔しないように気を配りながら、「どちらから?」「いつまで滞在ですか?」と話しかけてきてくれる彼らはとてもフレンドリーだ。「ゆっくりと朝食を楽しんで!」という言葉に甘え、海が見えるテーブルでのんびり。

2016.12.24(土)
文・撮影=芹澤和美