中東風メニューもおいしい朝食でバカンスの始まり

街の喧騒とは無縁の、人工島パーム・ジュメイラ。ホテルの目の前は海!

 バンコクを経由して、ドバイへ。だが、ドバイに着く直前、「空港にいずれの飛行機も着陸できない状態なので、近くで待機する」という機内アナウンスが。事故ではないが、とにかく空港に入れないようだ。駐機場らしきところに駐機し(おそらく、ドバイに隣接する、同じアラブ首長国連邦のシャールジャの空港だったと思う)、3時間待たされるというハプニングがあった。

 ようやく着いたドバイ空港のイミグレは当然、遅れて到着した人たちで長蛇の列。幸い、ビジネスクラスは専用のファストトラックレーンが用意されているので、待たずに入国することができた。ビジネスにしておいてよかった!

ホテルが手配してくれたBMW7シリーズで空港からホテルに向かい、到着したのは23時過ぎ。空港ではドライバーを3時間も待たせてしまったのに、笑顔で迎えてくれた。

 到着日は部屋に入って即、就寝。翌朝目覚めると、晴天! ヴィラタイプの客室の目の前にはラグーンプールが流れていて、一気にリゾートモードにスイッチが入る。部屋の内装はタイを本拠地にするアナンタラらしくオリエンタルで、なかなか好み。バスタブが広々としているのもいい。

客室はすべてヴィラタイプ。敷地内を縫って流れるラグーンプールに直接入れる「ラグーン・アクセス・ルーム」や、2階からラグーンプールや庭園が見下ろせる「ラグーン・ビュー・ルーム」などがある。
マクラを選ぶピローメニューに加え、好みのソープを部屋まで持ってきてもらえるソープメニューもあり。

 そういえば、食事は前日の夕方に機内食を食べたきり。まずは朝食を食べに、レストランへ。ブッフェに並んでいるのは、スタンドクッキングのオムレツやパンケーキなどインターナショナルメニューに加え、ラクダのミルクやイチジクのシロップ漬け、フムス(ペースト状にしたひよこ豆にレモン汁やオリーブオイルなどを入れた料理)など、中東らしいものも。

朝食ブッフェにあったラクダのミルク(左)と、イチジクのシロップ漬け。ラクダのミルクは、低脂肪、高プロテインなのだそう。お味は思ったよりもあっさり。

 朝食を食べ始めると、スタッフが新聞を持ってきてくれた。こちらの食事を邪魔しないように気を配りながら、「どちらから?」「いつまで滞在ですか?」と話しかけてきてくれる彼らはとてもフレンドリーだ。「ゆっくりと朝食を楽しんで!」という言葉に甘え、海が見えるテーブルでのんびり。

海を見ながらのんびりと朝食。パンケーキスタンドで焼いてもらったパンケーキがキュート。

2016.12.24(土)
文・撮影=芹澤和美