訪れるたびに、帰ってきたような安らぎと、新たな発見があるハワイ。次回の旅は、オアフ島から一歩足を延ばして、ネイバーの島々を訪れるのはいかが?

 おもな6つの島々のうち、いちばん最初に誕生したカウアイ島と、いちばん新しいハワイ島へ。2つの島々には、心躍る冒険が待っていた。

 今回は、ハワイ島の東海岸、ヒロを探検! ノスタルジックな風情漂う街は、ハワイ名物のあのB級グルメや大人気のお土産の発祥の地でもあった!

ハワイ名物“ロコモコ”はヒロで生まれた!

1910~20年頃に建造された建物が並ぶ、ヒロのダウンタウン。

 ハワイ島の東海岸、ヒロはノスタルジックな風情漂う街。リゾートホテルが多く華やいだコナに比べ、学生やローカルたちの暮らしを感じる。雨が多いせいか、豊かな緑から発せられるしっとりした空気も、落着きを感じさせるのかもしれない。

一軒ずつ扉を開きたくなる、愛らしいダウンタウンのショップ。

 ヒロのダウンタウンは、1910~20年代に建造されたプランテーション様式とアールデコ調をプラスしたような、カラフルな建物が続く。ギフトショップやサーフショップなど、お店を見て回るのも楽しい。

ハンバーグと目玉焼き、大好きなメニューがタッグを組んだロコモコ。

 ハワイの名物料理のひとつ“ロコモコ”とは、白いごはんの上にハンバーグと目玉焼きがデンと載り、グレービーソースがたっぷりかかった丼。

「カフェ100」が有名だが、こちら「ブレインズ・ドライブ・イン」のロコモコも美味!

 そのロコモコ発祥の地は、実はヒロ。学生たちにお腹いっぱい食べてもらおうと、考案されたメニューだとか。ぜひ本場で味わいたい!

ボックス入りのショートブレッドは大切な人へのお土産にもぴったり。

 もうひとつ、ヒロで生まれ、あげて喜ばれるハワイ土産が、「ビッグアイランド・キャンディーズ」。“キャンディーズ”と店名にあるけれど、このお店を有名にしたのはクッキー。

 1977年の創業以来、変わらぬ人気を誇っているのが、元祖チョコレートディップマカダミアナッツショートブレッドクッキーだ。2013年にアラモアナセンターにもテナントがお目見えしたが、ヒロの本店ではクッキーを作る工程を見学できる。

ショートブレッドの製造工程を見学できます。

Big Island Candies Flagship Factory Gift Shop
(ビッグアイランド・キャンディーズ本社・ギフトショップ・工場)

所在地 585 Hinano St. Hilo, HI 96720
電話番号 808-935-8890
URL https://www.bigislandcandies.com/nihongo

2016.06.21(火)
文・撮影=古関千恵子