総料理長の松尾英明さんと女将の克子さん。 松尾さんご夫妻着用の腕時計。〈左〉克子さんの季節を伝える和装に品格を添える一本は、どんな装いにも似合う究極のタイムピース。「ヴィルレ デイト」(SS、自動巻き、アリゲーターストラップ)直径33.2mm 厚さ8.9mm 1,485,000円、〈右〉英明さんの手元には、柏屋の色でもある深緑のグリーンの文字盤が美しい時計が映える。「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」(セラミック、自動巻き、セイルキャンバスストラップ)直径43.6mm 厚さ13.83mm 2,035,000円/ブランパン ブティック 銀座 平安装束の「かさねの色目」を参考にした、目と舌で楽しむ甘味“かさね”。「見えない時間を可視化する時計と見えない時間を重ねていく料理。どちらも時間の流れへの情熱を感じる芸術だということに気づかされました」と英明さん。 七夕を表した先付。紙製の梶の葉は英明さんがハンドカットする。 フランス料理のスフレにインスパイアされた“豌豆の雲龍焼”。火加減に職人技が生きる。 厳選した素材で唯一無二の味を作る日本料理。その工程は、手作業によりパーツを組み合わせて完成する機械式時計と重なる。 七夕用に伝統的な有職飾りを用意するなど料亭のもてなしと、愛用者を思って作る時計。いずれも、相手へ寄り添う心が宿っている。 柏屋の中庭(左)とブランパンの故郷ル・ブラッシュ(右)。美しい自然を守るため、両者は海洋保全に自ら参画する努力も行っている。 スイス・ジュウ渓谷の小さな街「ル・ブラッシュ」にあるブランパンの工房。