地中海で活動する難民救助船から見えてくる世界とは。 小島毬奈さん。 NGOの派遣先では、産科のリーダーとして働く。 美しい地中海で何が起こっているのか、日本ではほとんど知られていない。 近年、小島さんが何度も乗船している「オーシャンバイキング号」。 今にも沈みそうな難民ボート。 「救助船への風当たりは年々強くなっています」 多くのスタッフは経験者なので、こうして現地で訓練するのみ。 双眼鏡で遭難ボートを捜索。船酔いは「するけど慣れる」。 船上の居場所は男女に別れている。この状態で何日も過ごす。 具合の悪い母親の代わりに子守をすることもある。 左:米を研ぐ小島さん。右:大量の炊き込みご飯が完成。 この日は300人分の食事を4時間かけて用意したという。 息を呑むほど美しい夕日。 日本滞在中は数か所の産科を掛け持ちし、大学などで講義を行うことも。