展覧会のメインビジュアル。虎の気配を追うことでジャングル全体のつながりを体感する。彼らは“森の象徴”そのものだ。©Koki Yamada 鬱蒼としたジャングル。豊かな自然が野生動物たちの存在を支え、生物の多様性は森を潤沢に成長させていく。©︎Koki Yamada さまざまな野生動物が生息するジャングル。すべての要素が有機的に関係してこそ、その豊かな生態系は成立するのだ。©Koki Yamada 日経ナショナル ジオグラフィック写真賞ネイチャー部門で最優秀賞に輝いた6枚組写真の内の1枚。ジャングルと人間世界との間に設けられた境界に佇む1頭の虎。野生動物は、決して人間の思惑通りに留めておける存在ではない。©︎Koki Yamada 同じく日経ナショナルジオグラフィック写真賞ネイチャー部門で最優秀賞に輝いた6枚組写真の内の1枚。冬の朝、湖を渡る雄の虎。その姿はまるで、野生の虎という存在が置かれている厳しい現状を象徴しているようだ。©︎Koki Yamada ランタンボール国立公園に生息するロイヤルベンガルタイガーの数は現在、約80頭。自然環境を観光資源としたサファリ産業が環境保全の資金源となっている。©Koki Yamada ランタンボールではサファリ産業の収益を基に、地域住民の教育支援も行なわれている。自然環境を保全することが経済資源の確保につながるということを地元の人々に理解してもらうことで、密猟や自然破壊への抑止力ともなることが期待される。©︎Koki Yamada 仲睦まじい虎の親子だが、子どもの虎は2年ほどで独立。家族として過ごせる時間はわずかしかない。その間に親は子どもに自分の持つすべてを全力で伝える。家族というもののありようを考えさせられる。©Koki Yamada ランタンボール国立公園は、かつてこの地を収めていたジャイプールのマハラジャのハンティンググラウンドだった。歴史が残した遺構の中に、現代を生きる野生の虎の姿が浮かび上がる。©Koki Yamada 山田耕熙氏。