「Auberge “eaufeu”」の入り口はかつての校門が活用されている 小松市立旧西尾小学校 外観 Auberge “eaufeu” 外観。当時の躯体を活かしていることがよくわかる 現在は廃校となった小松市立旧西尾小学校 廊下 Auberge “eaufeu” 廊下 かつての小松市立旧西尾小学校 図書室 Auberge “eaufeu” スイート 廃校となった小松市立旧西尾小学校 教室 Auberge “eaufeu” ジュニアスイート 黒板はスクリーンに生まれ変わった Auberge “eaufeu” スタンダード 階段など、館内のいたるところに小学校の面影が感じられる もともと校長室だった場所がレストランの個室になっている 前菜のお皿にはAuberge “eaufeu”がある観音下町の歴史ある日華石が用いられている 大きなボタンエビを用いた前菜。上面のみ火を入れることで、ボタンエビのねっとりとした食感を楽しめる。あしらいには、施設周辺に自生している溝蕎麦を ナメラのソテー。パリッとした皮目と、分厚いふっくらとした身を一気に頬張る。キノコをベースにしたソースは、レモンタイムというハーブが加えられており、華やかな香りがふわっと広がる 一頭買いしているウリボーがメインディッシュ。火を入れた後に藁で炙って香りを付けているため、脂身まで味わい深い甘さになっている。なお、コースは8800円(サービス別)でワインのペアリングを付けることが可能。ワインの一部は日本酒に変更してもらうこともでき、6600円(サービス別)でノンアルコールドリンクのペアリングも用意されている シェフの糸井章太さん 長年糸井さんと共に働いているソムリエの朝倉さん。Auberge “eaufeu”のドリンク監修を務める 取材中、運動場を散歩する親子に気さくに声をかける糸井さん。大の子供好きなのだとか 入り口すぐにあるレセプション兼カフェスペースは予約無しで利用可能。糸井シェフ監修のサンドイッチ、自家製ドリンクやシャンパーニュなどが楽しめる 小松市立旧西尾小学校の姿 現在はオーベルジュとして生まれ変わった 多くの児童を見守ってきた校門はそのままの姿で残されている 小松市立旧西尾小学校の図書室 図書室はスイートルームに生まれ変わった 建物のいたるところにアートが飾られている。現代芸術家の小川貴一郎氏が制作したもので、作品は購入可能 部屋の入口にはクラス札が 小松市立旧西尾小学校の教室 かつての黒板は現在プロジェクター用のスクリーンとして活用されている 教室を分割して一室に生まれ変わったスタンダードルーム 入り口には小松市立旧西尾小学校の写真が展示されている 入り口すぐにあるカフェ兼レセプションスペース。宿泊者以外も利用可能 水にこだわったドリンクをカフェスペースで楽しむ時間は至福のひととき カフェメニューをテイクアウトすると利用できる屋上のルーフトップテラス 東側には観音下石切り場が見える 南側には小松市立旧西尾中学校を改装して酒蔵へと生まれ変わった「農口尚彦研究所」が 歴史を感じさせるプール かつての学校の姿を思い起こさせる校訓を刻んだ石碑 レストラン内観 農口尚彦研究所の酒造りで使用されている仕込み水を用いた菊茶。季節によってお茶の香り・温度を変えているという 器の上に載る紅葉は自生している木から摘んできたのだとか 蛤の出汁を使用したフラン(茶碗蒸し)。ピパーツというスパイスが、味わい深さのなかにピリッとした風味を付与し、香り深い一品 ゆったりとした時の流れのなかで飲食を楽しめる。通常、コースは3時間ほどかけて提供される 糠や麹、さまざまな具材とともにサバを漬け込んだ石川の伝統発酵食品「こんかさば」を使ったタコス。旬の柿とセロリ、自家製のガリのマリネが下に敷かれていて、上にはサルナシとオキサリスというハーブが。クリームチーズとエシャロットを組み合わせたソースで立体的な味わい。九谷焼の器が華やかさを添える 西田農園のオーガニック野菜が美味しく味わえる一皿。彩り鮮やかな大根の下には自家製のトマト麹に漬け込んで炭火焼きにしたウリ坊のバラ肉が。シェフの出身地でもある京都府の宮津市にある飯尾醸造の赤酢と黒酢を熟成させてバルサミコソースのように仕上げたソースが、野菜の味わいをぐっと引き立てる 地元で採れたアスパラガスと山採れのキノコを炙った松茸とともに仕立てたリゾット。食材の味を楽しんでもらうために、チーズを加えず、鶏の出汁をベースにバターを絡めて仕上げているという 地元のお客さんも多く、オープン当初は卒業生の方が来られることもあったのだとか ナメラのソテー。パリッとした皮目と、分厚いふっくらとした身を一気に頬張る。キノコをベースにしたソースは、レモンタイムというハーブが加えられており、華やかな香りがふわっと広がる 一頭買いしているウリボーがメインディッシュ。火を入れた後に藁で炙って香りを付けているため、脂身まで味わい深い甘さになっている。付け合わせは白山の「でけえなめこ」というブランドの大きななめことぷりっとした舞茸。ソースは粒マスタードと実山椒で仕上げられている ハーブティでコンポートにした梨のデザートは食べるのももったいない美しさ。中能登町のあんがとう農園で栽培されている、ドロップショットというハーブが爽やかに香る 提供直前にブランデーを加えて香りを立たせたソースアングレーズと絡めて味わう栗のパイ包みと、農口尚彦研究所の純米大吟醸の酒粕とメレンゲを使ったアイスクリーム。アイスクリームの下には、いちじくをコンフィしたジャムが敷かれている