社会性が強いミーアキャット。見張り役、子育て役などそれぞれ役割があります。観察してみて。 世界三大珍獣の一種・オカピ。「森の貴婦人」と呼ばれています。お尻から足にかけての模様が美しい。 「よこはま動物園ズーラシア」。横浜市営地下鉄「中山」駅などの駅からバスで約15分で到着です。 この日はすやすやとお休み中だったレッサーパンダ。多くの動物園で見られますが、実は絶滅危惧種です。 ケープハイラックス。ごはんの時間です。ネズミに似ているけど、実はゾウに近い仲間……! ヤブイヌ。アマゾンの密林などに生息するので、あたたかいヒーターの下でぽかぽかお昼寝……。ヤブイヌは現在いるイヌ科のなかでもっとも原始的な種といわれています。 ロシアやアジアに生息するドール。日本の動物園で見られるのはズーラシアだけ。 ヒガシクロサイの食事タイムに遭遇。干し草を美味しそうに食べる咀嚼音が間近で聴けるのは動物園ならでは。 最近導入された自動給餌機から草を食べるインドゾウ。 いつも仲の良いシュリー(左)とラスクマル(右)。個体の特徴がわかるとさらに観察が楽しくなるかもしれません。 ニホンツキノワグマ。日本列島に生息しています。ズーラシアのツキノワグマの展示は、豊富な植物や川や滝などの環境が素晴らしいと評判。実際に生息する場所が可能な限り再現されています。 この日は活発に動いていたツキノワグマのメリー。木に登ったり水に浸かったりする姿も見られるかも。 ツキノワグマはどこにいるでしょう① ツキノワグマはどこにいるでしょう② 「亜寒帯の森」「日本の山里」など生息地ごとに動物たちが展示されているズーラシア。それぞれの生息地に合った植物が植えられた植物林を通るのも楽しい。 日本の自然を再現。ゆっくりと静かなひとときを過ごせます。 「アマゾンの密林」近くにある休憩所。南米の雰囲気を味わえる。 「オセアニアの草原」にはトーテムポールも。世界旅行をしている気分を味わえます。 悠々とサバンナを歩く姿が印象的なシマウマ。じっと待っていたらシマウマ同士でじゃれて遊ぶ姿をとらえました! チベットモンキーのワカメ。高齢です。モコモコの毛で覆われているため暑さが苦手です。この日は自分の鼻に夢中でした。 指をまじまじ見て。 パラパラと。集中して何かに取り組んでいる動物の姿をじっくりと観察すると“人間みたい”な動作に出合える驚きも。 長崎県の対馬だけに生息するツシマヤマネコ。こちらが見ていることには気づいている様子でしたが、今日はお尻だけのご挨拶でした。 南米に生息する唯一のクマ、メガネグマ。こちらもお尻だけのご挨拶。お尻だけでなんの動物か当てられるようになったら、晴れてあなたも動物園マニア? オナガザル科のアビシニアコロブス。リーフイーター(葉を主食とするサル)で胃が3室に分かれています。食休み中だったのかも。 広大なサバンナの草原。キリンがのんびりと歩いています。キリンの首が長いのは高いところの葉を食べるためだけれど、身体の模様はなんでこのパターンなんだろう? チーター。視線の先にはキリンがいますが、襲うことはありません。 ズーラシアで17年ぶりに生まれたマレーバクのひでお(右)。施設内の「横浜市繁殖センター」ではマレーバクなど希少野生動物の種の保存・繁殖が行われています。 体毛がないサイの耳(と尾)に毛が生えているのをご存じでしたか? なんだかパーティーハットのよう。寒くなると耳毛が伸びることもあるようです。 飼育員がつくった園内のパネルは知的好奇心をくすぐる内容ばかり。 ミナミアフリカオットセイ。こんなふうに優雅に泳げたら……。 尻尾がライオンの尾のようなシシオザル。柱に腰かけて、何を思っているのでしょうか。 あたたかな昼間は寝転がって過ごすことも多いアカカンガルー。気持ちよさそうです。 「世界一美しいサル」ともいわれるアカアシドゥクラングール。一挙一動がしなやかで優雅です。日本で見られるのはズーラシアだけ。 赤ちゃんを抱えたアカアシドゥクラングール。聖母のよう。 ボウシテナガザルは霊長類のなかでもヒトにより近い仲間。オスとメスに分かれて「歌」をうたうようなコミュニケーションをとるのが特徴です。じっとこちらを見つめています。 フンボルトペンギン。キメ顔を見せてくれました。 ライオン。たてがみが立派です。色が黒かったり濃かったりするのは強さの象徴だそう! 単独行動をするネコ科の動物のなかで唯一群れで行動します。ライオンの狩りというとオスが猛々しく獲物を狙っているところを想像しますが、狩りは概ねメスの役割。 ミナミジサイチョウ。鳥類ですが、飛翔距離は短く、いつも地面を歩いています。夜は天敵に襲われないよう木の上で寝るそう。 フサホロホロチョウ。ホロホロチョウ類の中で最大! こんなに鮮やかな青色が自然のものとは美しすぎます。 チンパンジー。一頭一頭、顔が違います。じっと展示を眺めていると個体の性格も見えてきておもしろい。ズーラシア公式サイト内「チンパンジーの森日記」というブログで彼らの近況をみることができます。 オカピ。外見からシマウマの仲間と勘違いされがちなオカピですが、キリン科に属する原種の動物です。たしかに顔もツノもキリンに似ている……! アフリカタテガミヤマアラシのネイロ。夜行性で、野生では餌を探して1日15kmほども歩くそう! ウーリーモンキー。名前の由来は体全体が「羊毛状の柔らかい毛に包まれているから」。南米で暮らす「新世界サル」は鼻の穴が横を向いているのが特徴で、広鼻猿と呼ばれます。尻尾を手足のように使うのも特徴。なんと尻尾の内側には指紋と同じような役割をする「尾紋」が! オオアリクイ。歯はありません。そのかわり60㎝にもなる舌でシロアリ類を食べます。野生では1日に食べる量、およそ3万匹。 ニホンザル。ホンドザルとも呼ばれています。ズーラシアで暮らすニホンザルは現在22頭。展示の脇の黒板で彼らの関係性や性格をチェックしてみて。人間社会の“あるある”がサルたちの社会にもあるようです。 タンチョウ。成鳥は頭頂部に羽毛が生えておらず、赤い(丹色)皮膚が見えています。そのため「丹頂(タンチョウ)」と名付けられたそう。日本の特別天然記念物に指定されています。 コウノトリ。幸せを運んでくる鳥と言い伝えられています。2019年4月には、ズーラシアで13年ぶりにコウノトリの赤ちゃんが誕生しました。日本の特別天然記念物に指定されているコウノトリは、国により繁殖計画が行われています。 テングザル。鼻が特に大きいのはオトナのオス。食事で邪魔なときは片手で鼻を押し上げながら食べ物を口に運ぶそう。その様子、見てみたいです……! テングザルが見られるのは国内でズーラシアのみ。 セスジキノボリカンガルー。カンガルー科ですが、体長は約60cmと小柄。カンガルーはピョンピョンと後ろ足で跳ねますが、この種は後ろ足を交互に動かして歩くことができる唯一のカンガルーです。ちなみに、「キノボリ」は得意ですが降りるのは苦手。 トウホクノウサギ。後ろ姿しか見せてくれませんでした。トウホクノウサギという名前ですが東北地方だけに棲むのではなく、東北から山口県あたりまでの日本海側に生息しています。体毛は夏に向けて茶褐色になり、冬は真っ白に変わります。 ホッキョクグマ。温暖化の影響で野生の個体数は激減しています。自然環境のために私たちができることを考えてみるのも動物園での豊かな時間の使い方です。ちなみにこの日はお散歩に忙しく、こちらを見ることはありませんでした。ご挨拶はまた次回! フンボルトペンギン。ぼーっとそらを見つめたり、水面を眺めてみたり、腹ばいになって休んでみたり。動物園ではおなじみのペンギンですが、実は営巣地の破壊や魚の乱獲によって生存が脅かされている種です。 ウミネコ。日本を代表する中型のカモメです。ウミネコの見分け方は、くちばしにある赤と黒の縞模様! ユーラシアカワウソ。餌は魚、カエル、甲殻類など。愛くるしさと可愛らしさから日本でもブームとなりましたが、かつて良質な毛皮を狙った狩猟で生息数が激減し、現在も生存が危ぶまれています。ちなみに5月25日は「世界カワウソの日」。カワウソを守るための啓発活動が毎年各国で行われています。 アムールヒョウ。トライという名前の個体です。絶滅の危機に瀕しています。トライの兄妹の名前は「スク」と「ラム」……スクラム・トライ! ギンケイ(銀鶏)。中国の奥地などに棲んでいます。こちらの色鮮やかな個体はオス。もちろん、銀がいれば金もいる……! ゴールデンターキン。オスは全身が金白色をしています。中国ではジャイアントパンダと並んで、国家第一級の保護動物に指定されています。山岳地方に生息しているため、展示場の急な崖もスイスイと上り下りします。 インドライオンのバドゥリ。アフリカのライオンと比べると、やや小柄で下腹部にひだ状の皮膚のたるみがあるのが特徴です。お昼寝中くらいしか見られない肉球にも注目です。国内で見られるインドライオンはズーラシアと野毛山動物園にいる2頭のみ。