屋根瓦に漆喰壁、川のせせらぎ、その先にある山の緑。倉吉は観光スポットながらも、ほのぼのとした空気が漂う。 小高い丘の上にある「福光焼」へ。窯元で器を選ぶのも、手仕事を訪ねる旅の醍醐味。 1980年に開窯した福光焼。今は親子で黙々とろくろに向かう。 「子どもの頃、学校の敷地内に登り窯があって、美術の先生と一緒に焼き物を楽しんでいたんですよ」。穏やかな口調とはうらはらに、土を打つ姿が力強い。 器はどれも、重厚感があるけれど薄手でとても使いやすい。 賢治さん、慶さん作陶の器が並ぶ販売スペース。「これにどの料理を盛ろうかな」と、想像を膨らませてくれる。 倉吉散策途中のランチには、福光焼の特製割子でいただく手打ち蕎麦を(土蔵そば)。 器の使い方のヒントになりそうな「クラフトショップ COCOROSTORE」のディスプレイ。 智頭町・大塚刃物鍛冶の手打ち鍛造の包丁は、長年の愛用者も多い人気アイテム。 鳥取のレザークラフト作家・朝倉綱大さんが作るアクセサリー。 衣類やシャンプー、ハンドクリーム、アクセサリーなど、大家さん、中村さんが選んだ秀逸なアイテムが並ぶ。 店内で最終仕上げをする大家さん。小さなガラスの器に、そっと命を吹き込むかのよう。 四角い花器。置いたり、吊るしたり。そこにあるだけで、生活空間に透明感が生まれる。 戦時中に創業した「北条ワイン醸造所」。山陰最古のワイナリーの老舗は、少数精鋭の実力派。 隣の畑で長芋が育つのどかな風景の中で、すくすくと実っているのは、メルローやカベルネ・ソーヴィニヨン、マスカットベリーAなど。) 豊かな土壌が鳥取ならではのワインを生む。まさに、北条ワインは砂丘の恵みだ。 「スタンダード」(中央)は鳥取県の地図ラベルの正面から瓶をかざすと、下部に砂丘が透けて見えるデザイン。ちなみに、白は昼の砂丘、ロゼは夕方の砂丘、赤ワインは夜の砂丘をイメージしているそう。「砂丘」(右)は赤、白ともに定番の人気。「トットリ SKY」はシャンパンと同じ瓶内2次発酵、ANAのファーストクラスで提供酒として採用されたことがある逸品。う。「トットリ SKY」はシャンパンと同じ瓶内2次発酵、ANAのファーストクラスでも採用されたことがある逸品。