湯河原は海と山に挟まれた谷あいの温泉街だ。 「サ行」の建物の中央には木があり、木の下のテラスでもお茶することができる。 テイクアウトスタイルなので、好きな場所を選んでお茶を楽しみたい。 左から煎茶豆乳ラテ、チーズクリーム烏龍、トロピカル烏龍。 「万葉公園」には、駐車場から滝に繋がるトンネルがあって冒険気分も味わえる。 縁結びの「狸福神社」には赤い鳥居が並んでいる。 かわいいハート型の縁結びの絵馬は、公園入り口にある観光会館受付か、「独歩の湯」の料金所で買うことができる。 「独歩の湯」では、足湯巡りを楽しみたい。 お湯はぬるめながら、じんわり温まってくる。 到着時に橋のたもとで出迎えてくれた「富士屋旅館」の皆さん。左端は苗代支配人。 朱色の手すりの先に旧館の美しい屋根が見える。橋を渡りながらわくわくしてきた。 レセプションカウンターの背景には富士山のデザインが。 ロビーラウンジにはアンティークのイスとテーブルが配されている。 新館にある檜の大浴場。天井には古い梁がそのまま使われている。女湯には窓があって広くなっている。 新館の洋室。ロッキングチェアに座って中庭を眺めることができる。 新館の和室の檜の内風呂。障子を模したシェードが、柔らかな光の中での朝風呂を演出してくれる。2階の和室は桜のシーズンには花見風呂になるという。 旧館の客室「初名草」の室内。奥の和室はベッドルームになっている。 野趣溢れる中庭には池と滝がある。中庭から眺める旅館も風情たっぷり。 「洛味荘」と旧館の客室には梅にまつわる名前がつけられている。 夕食の時間が近づくと、「富士屋旅館」は昼間とは違った美景となった。 「富士屋旅館」内にある「瓢六亭」の入口。ロビーラウンジからも入れるが、外からも直接入ることができる。 メインダイニングからは、ガラス越しにテラスを眺めることができる。 華やかなお椀は、桜を使った海老とイカのしんじょうにヒスイ豆のすり流しが春の味。 お刺身は小田原漁港から。添えてある山菜のこごみも春らしい。 極上の牛肉に、料理人が炭火でていねいに火を入れていく。 左は歯応えがしっかりした近江牛、右はサシが入って柔らかい生粋のかながわ黒毛和牛。コントラストで美味しさが際立つ。 薄くスライスした鮑のしゃぶしゃぶの、お刺身でもなく、煮物でもない絶妙な食感に悶絶! 土鍋ご飯はテーブルで蓋を開けて香りから楽しませてくれる。ご飯の友をつつく箸が止まらなくなる! 朝食も土鍋ご飯とともに。絞りたての日向夏のジュースからはじまり、主役の焼き魚はサワラ。自然薯のとろろ、春キャベツと新玉ネギの味噌汁、キンメダイの胡麻酢かけ、イワシ干し、牛肉と蓮根のきんぴら、卵焼き、野菜サラダなどなど。どれも丁寧な仕事がなされていて朝からお腹いっぱい! 滝を眺めながらお茶することができる「不動滝茶屋」。 「不動滝茶屋」にある足湯。100円で利用できる。 竹林に囲まれたフレンチレストラン「エルルカン ビス」。 店内には竹林を通した柔らかい明かりが差し込む。穏やかな日差しの昼や、月明かりで明るい夜には、テラス席もお勧めだ。 イチゴアイスにイチゴとイチゴジュースを添えた、イチゴづくしのデザート。 オーナーシェフとマダムの伊東さんご夫妻。お話し好きのご主人がお店の雰囲気を温かくしている。 「町立湯河原美術館」内にあるミュージアムカフェ「and garden」には、足湯付きのテラスがある。 ミニサイズの豆乳トマトスープ(右)と秘伝豆の濃厚ソイラテ。後者には、まるでソフトクリームのような濃厚な豆乳が沈んでいる。 無料で楽しめる足湯。この日は湯温がかなり熱かったけれど、お店の方に言ったら適温にしてくださった。お陰さまで歩き疲れた足がすっきりした。 「十二庵」は、小さな店舗ながら地元で人気の湯葉と豆腐の専門店。 店主の浅沼さんは、契約農家などの安心できる素材を使い、湯河原の美味しい水によって、昔ながらの製法で豆腐を作っている。