ナイル川の西岸を望む。河畔から内陸へ、現世とつながる耕作地、来世の入口の葬祭殿、来世の岩窟墓の順に配置されている。 新王国時代は泥棒に狙われやすいピラミッドは避け、ピラミッド型の山の麓に墳墓を築いた。 “タフタフ”というトロッコバスで墓が点在する岩山エリアへ。 墓の坑道は王朝の時期により、スタイルが異なる。第20王朝のラムセス3世は直線型。 色鮮やかな絵とヒエログリフ(聖刻文字)が壁一面に。 ツタンカーメンの墓は62番。 王家の谷の山を越えた裏手にある、ハトシェプスト女王葬祭殿。 3階建ての構造で、それぞれの階にテラスがある。 連続する石柱がシャープな印象。3,500年前の建築デザインなのに新鮮。 初の女王となったハトシェプスト。ファラオの象徴である付け髭を付け、男装した彼女がオシリス柱に。 死者の都からタクシーボートに乗り、ナイル川を横断して生者の都へ。 アメン神の象徴はヒツジ。そのため、アメン大神殿へつながる参道のスフィンクスはヒツジの頭になっている。 アメン大神殿の大列柱室。幅102メートル、奥行53メートルの広間に134本の石柱が並ぶ。 大列柱室の近くのベンチで一休み中。 大列柱室の石柱は見ているコチラが圧倒される迫力。 第1塔門前のオベリスクとラムセス2世像。ルクソール神殿は夜9時まで入場できる。 仲睦まじいツタンカーメンご夫妻。背後を見れば、仲の良さがよくわかる。 ライトアップされたアメンホテプ3世の中庭と月。古代エジプトでは松明が焚かれていたのだろうと、想像する。 ラムセス2世の中庭に立つモスク。今も使われているが、かつての入口は形だけ。 ナイル川東岸の河畔に立つホテル、シュタイゲンベルガー・ナイル・パレス。早朝、ナイルビューの部屋から王家の谷を遊覧するバルーンの幻想的な風景が見えた。