老舗格ホテルの新館がグランドオープン
ヤンゴンを代表するラグジュアリーホテルが、インヤー湖のほとりに立つセドナホテル ヤンゴン。創業は1996年、ミャンマーに初めてできた海外資本の5ツ星ホテルでもある。
2015年10月には、新館の「インヤーウイング」がソフトオープン。2016年5月には、本館と繋がる高級ショッピングモールもあわせたグランドオープンが控えている。
29階建ての「インヤーウイング」は、スイートを含む431室。本館の「ガーデンウイング」とあわせると約800室にもなり、その規模もヤンゴン最大級を誇る。
ともすれば、味気ない巨大なホテルかといえば、館内はモダンにしてトラディショナル。伝統的な素材をモチーフにしたオブジェやアートが随所にあって、独特な文化を持つこの国の世界観を存分に感じることができる。
眼下にインヤー湖を望むゲストルームには、赤や金色をさりげなくあしらった上品なリネン類や南国の花が。全体的に洗練された明るい雰囲気で、広々としているうえに機能的だから、滞在は快適そのもの。
右:心地いいリネン類は、ミャンマーの民族衣装を思わせる色合い。
館内には、ラグジュアリーなスパや、最新のマシンを備えたフィットネス、24時間オープンのダイニング、カフェバーのほか、アートギャラリーなどを完備。日中は日差しが強烈なヤンゴンでは、季節によってはホテルで過ごす時間も長くなるが、ここを拠点としていれば、退屈することもなさそうだ。
右:ワインやカクテルが飲めるスポットが少ないヤンゴンでは、ホテルのバーは貴重な存在。
2016.02.27(土)
文・撮影=芹澤和美