会員でなくても入れる3つの方法
(1) 提携している会員制クラブの会員になる
会員制クラブには、相互にほかのクラブを利用できるシステムがあります。
たとえば六本木ヒルズクラブの会員はKEE CLUBを利用できますし、その逆もしかり。六本木ヒルズクラブなら年会費18万円とKEE CLUBよりもややリーズナブルな価格で維持することができます。ちなみにKEE CLUBの会員が利用できる提携の会員制クラブはKEE CLUBのホームページ(外部リンク)で確認できます。
六本木ヒルズクラブ
URL https://www.roppongihillsclub.com/visitor/dfw/rhc/jp/
(2) ブラックカードの会員になる
通称ブラックカードともいわれるアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(年会費37万8,000円)のホルダーならKEE CLUBを利用することもできます(外部リンク)が、年間カード利用額が1,500万円を超えていてもブラックカードのインビテーションが来るとはかぎりません。いや、それ以前に新規の募集をほとんど行っていない(外部リンク)という見方もあります。
(3) ホテルのコンシェルジュ経由で予約をする
今回私がとった方法はこれです。1泊1室2万円程度のザ・ポートマン・リッツ・カールトン上海では、出発前にメールでお願いしたところ、すぐにキークラブを予約したという返事が返ってきました。さすがにどんなホテルでも可能というわけにはいかないかもしれませんが、同等クラスであれば問題ないでしょう。
ちなみに上海灘(SHANGHAI TANG)の創立者であるデヴィッド・タン卿がオーナーである香港のチャイナクラブ(中国会)の予約もザ・ペニンシュラ香港、マンダリン オリエンタル 香港、ザ・リッツ・カールトン香港経由などで予約することができます。
私が2015年3月に香港を訪問した際はHULLETT HOUSEに宿泊したのですが、そのときはコンシェルジュどうしのコネクションを利用して、ペニンシュラのコンシェルジュを通じて予約してくれました。このように可能・不可能はともかく、宿泊するホテルにコンタクトをとってみてはいかがでしょうか。
もちろん現地ではなく、日本を出発する前にホテルにメールなどでコンタクトをとって相談したほうが確実です。なお、直接クラブにおもむいて、会員になることを検討しているので見学させてほしいと頼む方法があることも頭に入れておきましょう。
THE CHINA CLUB(チャイナクラブ)
URL http://www.chinaclub.com.sg/
上海灘(SHANGHAI TANG)
URL https://www.shanghaitang.com/
HULLETT HOUSE
URL http://www.hulletthouse.com/
橋賀秀紀(はしが ひでき)
トラべルジャーナリスト。筑波学院大学非常勤講師。東京都生まれ。著書は『エアライン戦争』(宝島社)など。海外渡航歴は200回以上。
Column
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2016.01.25(月)
文=橋賀秀紀