穀物や野菜を中心とした食事法、マクロビオティック。この連載では旬の食材を使った簡単マクロビレシピを紹介します。オールベジとは思えないしっかりしたおいしさと食べごたえは、週末のブランチや友人の集まるパーティレシピにもぴったり。ストイックになりすぎない「ゆるマクロビ」をはじめましょう。

「ズッキーニ」のベジマヨチーズ焼き

 ズッキーニのベジマヨチーズ焼きを作ります。ベジマヨチーズは、豆腐マヨネーズに酒粕をプラスして作るヘルシーなチーズ風ソースです。ヘルシーなだけでなく、チーズ風味を醸し出してくれる酒粕は酵母の生きた天然のビタミンサプリ、美容効果も高い食材です。

 スライスしたズッキーニにソースをたっぷりのせて焼き上げれば、あつあつトロ~リとした仕上がりに、チーズ好きもきっと大満足していただけるはず! 材料を切って、混ぜて、のせて焼く、シンプルな作業で作ることのできるレシピなので是非お試し下さい。トースターでも作ることができますよ。

【旬の食材】ズッキーニ

 「ズッキーニ」は北アメリカ南部原産の野菜です。皮膚や粘膜を強くし免疫力を高めるβカロテン、代謝を高めるビタミンB群が豊富なので、風邪の予防やダイエットに効果のある食材です。特にむくみの気になる方には、糖質が少なく利尿作用があるためおすすめです。マクロビ的には陰性に分類されています。

 新鮮なものはとても瑞々しく、薄くスライスしてサラダなどにして生で食べてもおいしいのですが、だんだんと気温の下がるこれからの季節は加熱していただきましょう。特に冷え性の方は、塩気をきかす、オーブンで焼く、じっくり煮込むなど陽性に傾けるように調理法を工夫して日々の食事に取り入れてみてくださいね。

2015.09.15(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平