大人気ブロガーよりのまさみさんの著書『弁当パフォーマーまさきちの弁当ごよみ十二カ月』の巻末に収録している、「まさきちの弁当詰め方講座」の拡大版をお届けします。同じおかず・お弁当箱でも、詰め方次第で、ふたを開けた時の「おいしそう!」というインパクトがまったくちがうのです。

 こんにちは。よりのまさみです。

前々回前回に続き、Kさんをお迎えして弁当詰め方道場第6回をお届けしてまいります。今回の弁当テーマは、鮭弁。肉食女子を自認されているKさんの作る鮭弁、早速拝見させていただきましょう。

【Before】Kさんの「焼鮭弁当」

[今回のお弁当]
銀鮭の塩焼き/ほうれん草のごまあえ/マカロニサラダ/ひじきの煮物/卵焼き

「今回は角型のお弁当箱で、鮭弁にトライしました。ご飯を片側にキッチリ詰めて、メイン以外のおかずを同じくらいのバランスで詰めて、ご飯との境目は青じそで仕切りをして彩りをプラス。そこに卵焼きを詰めましたが、この時点でギュウギュウ。メインの鮭の入る隙間が見当たらないんです。 大変だ、このままでは、鮭弁にならない……。仕方なく卵焼きをご飯側に詰め、おかずも少しずつ減らし、試行錯誤。気づけば仕切りの青じそは卵焼きに巻き込まれて見えなくなってしまい、せっかくプラスしたはずの彩りはすっかりなくなっていました(涙)。

 この試行錯誤で少しスペースはできたとはいえ、鮭の切り身は大きいのでそのままでは入らない! 真ん中で切って2つ並べて入れようとしたのですが入りきらず、泣く泣く半分だけで断念。当初のイメージでは鮭の切り身をまるっと入れて、ザ・鮭弁にしたかったのですが、結局うまくいきませんでした。一体どうしたらよかったのでしょうか?」 (Kさん)

 コメントからご苦労がしのばれます。

 少し補足させていただくと、Kさんがこの弁当箱を使うのは初めてで、四角い弁当箱自体にあまりなじみがないとのことです。慣れていない弁当箱にたくさんのおかずメニュー、Kさん、本当にお疲れ様でした。Kさんの思いを受け止め、同じおかずで、同じ弁当箱を使って作ってみましょう。

 まずは、完成形をご覧ください。

 鮭弁といえば、お弁当屋さんのメニューにも必ずあるザ・定番弁当。その他のおかずも、名前を聞けばわかるものばかり。Kさんも作りながら、ああしたい、こうしたいと、あれこれイメージされていたようです。

 でも実際はイメージ通りにいかなかった。初めての弁当箱であることも理由のひとつでしょう。しかし、理想形が簡単に想像できる定番中の定番の弁当だからこそ、逆に難しかったのかもしれませんね。

 では、順を追って詰め方を見ていきましょう。

2015.08.29(土)
文・撮影=よりのまさみ