Magnificent View #440
バイカル湖(ロシア)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
中央アジアとシベリアの中間に位置し、周囲を深い原生林に囲まれた三日月型のバイカル湖。南北の長さは680キロにもわたり、面積は琵琶湖の約50倍、世界の淡水湖の全貯水量の5分の1を占めるというメガサイズだ。
この巨大な湖は、一年のうち半分は氷に閉ざされ、湖面全体が凍ってしまうという極寒の気象条件下にある。だが、水の透明度が高いため、凍った湖はまるでクリスタルのような美しい氷へと変化する。バイカル湖の水は不純物をほとんど含まないため、太陽光の中の青い光を完全に通過させ、キラキラと輝くのだ。
長い冬の間は、固く凍った湖の上に道路標識も立てられ、車も走行する。いかにここが極寒であるかが想像できるが、冬の美しい景色は「シベリアの真珠」とも謳われ、人々を魅了している。
文=芹澤和美
