Magnificent View #385
アマゾン熱帯雨林(ブラジル)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
世界一の大河アマゾン川は、多くの動植物が暮らす生命の宝庫。全長6500キロにもおよぶ川の流域には多様な生態系があるが、一番有名なのは、写真の植物、オオオニバスだろう。
直径約2メートル(水草としては世界最大)、さらに人間が乗っても沈まないほどの浮力を持つオオオニバスは、アマゾンが原産。1832年にドイツの植物学者により発見された後、イギリスに持ち込まれ、その独特の外見から、世界じゅうに広まった。
今でこそ各地の熱帯植物園で観賞用として栽培されているオオオニバスも、アマゾンでは過酷な自然を生き抜いている。強力な浮力を持つ葉を巧みに使い、水面に生える他の植物を押しのけ、夜は美しく幻想的な花を咲かせる、巨大な植物。アマゾンのジャングル奥深くで、夜が訪れるごとに、妖艶な魅力を放っている。
文=芹澤和美
