1846年にイエナで創業した世界的な光学機器メーカー、ZEISS(ツァイス)。180年にわたる伝統と最先端の技術が生むアイウェアレンズなら、旅の情景はもっとドラマチックなものになる。
技術の粋を結集したクリアで上質な視界
テューリンゲン州、イエナ。ザーレ川沿いの豊かな自然と、中世の趣を残す街並みが美しく融合したこの地が「光学の街」といわれるのは、光学機器メーカーの名門、ツァイスの創業地であることに起因する。
その歴史は、1846年に腕の立つ機械マイスターとして知られたカール・ツァイスが、イエナ大学の近くに顕微鏡を製造する小さな工房を設立したことから始まる。そこに若き物理学者エルンスト・アッベ、ガラス博士の異名をもつ化学者のオットー・ショットが加わったことが大きな転機に。光学技術に様々な革新をもたらし、社会的にも大きな貢献を果たしてきた。
ロベルト・コッホはツァイスの顕微鏡を用いて結核菌を発見し、その研究により1905年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。また、進化論で知られるチャールズ・ダーウィンも、自身の研究においてツァイスの顕微鏡を使用していた記録が残されているという。
優れた光学技術は多分野に広がりを見せ、1969年にアポロ11号の宇宙飛行士が月面着陸を果たした際、撮影に使われたのがツァイスのレンズだったことは有名な話だ。現在は最先端のデジタル映像や医療機器分野、半導体製造分野でも重要な役割を果たし、今なお革新を起こし続けている。
そんなツァイスが誇る世界屈指の技術を、日常的に享受できるのが眼鏡レンズだ。180年の歴史、そして多分野における研究開発で培った光学技術を活かし、レンズのみならず、度数の測定器に至るまで独自に開発。目の状態を詳しく解析し、一人ひとり異なる“視え方”に寄り添うレンズをあつらえることができるため、まるで解像度が上がったかのように、クリアで心地のよい視界が得られるのだ。
普段、何気なく掛けている眼鏡。だが、目にするものは、すべてそのレンズ越しに記憶される。ツァイスのレンズなら街並みの輪郭や、自然の色彩が鮮やかに立ち現れ、より印象的な情景を心に刻むことができるはずだ。
ツァイスのレンズを選びたくなる3つの理由
1:調光の性能が抜群!
屋内・屋外の行き来が多くなる街歩きに便利なのが、紫外線量に応じてカラー濃度が変化する調光レンズ。「ZEISS PhotoFusion® X」は、ツァイスの最新テクノロジーにより屋外では素早く色づき、不快な眩しさを抑えクリアで快適な視界を提供する。
また、室内に戻ると素早くクリアに退色し、眼鏡として自然な見た目に。紫外線カット機能はもちろん、ブルーライトカット機能も備えているので、屋内外を問わずストレスなく使用できる。鮮やかなブルーや上品なバーガンディなどファッション性の高いカラーを含む全7色を展開し、着こなしのアクセントとしても活躍。
度付きにも対応し、1本のフレームを眼鏡&サングラスとして使えるため掛け替えの手間がなく、旅の荷物を軽くできるのも魅力だ。
2:コーティング技術が優秀
眼鏡レンズは、表面にコート膜を施すことで機能性を高めている。最新のレンズコートである「ZEISS DuraVision® Gold」は、高い耐傷性を備え、傷がつきにくく、クリアな見え方を保ちやすいのが特長。
さらに防汚性、撥水性、帯電防止性能にも配慮し、汚れやホコリ、花粉などがつきにくいため、日々のケアも簡単だ。加えて特筆すべきは、目元の“見られ方”にまでこだわっている点。通常ブルーやグリーン系が多いレンズの反射光をラグジュアリーなゴールドにすることで、肌になじみやすい暖色系の反射光で目元を明るく演出する。
3:夜でも雨でも快適な視界
シーンに応じた見え方をサポートするレンズが揃うのもツァイスの特長。運転中の目へのストレスに配慮し、快適なドライブをサポートするのが「ZEISS Drive Safe Lens」だ。雨の日や夕暮れ時の見えにくさに着目し、度数測定時には独自のテクノロジーで使用者ごとの瞳孔特性を解析。そのデータをレンズ設計に反映することで、夜間や悪天候時でも快適な視界をサポートする。
また、「DuraVision® DriveSafe コーティング」が特定の波長の光を抑えることで、対向車のヘッドライトや街灯によるまぶしさを軽減する。さらに遠近両用タイプは運転時の視野を考慮し、中間部と遠用部を広く設計。道路、ダッシュボード、バックミラーやサイドミラーと目を移動した際も、焦点を合わせやすい。
ツァイスの歩み
1846 カール・ツァイスがドイツのイエナにて精密機器と光学の工房を設立
1857 最初の複合顕微鏡の開発
1866 エルンスト・アッべとの協力開発がはじまる
1889 カールツァイス財団を設立
1904 最初の商標出願
1905 ロベルト・コッホがツァイスの顕微鏡を用いた結核研究によりノーベル生理学・医学賞を受賞
1912 世界初の精密眼鏡レンズ「PUNKTAL®」誕生
1935 世界初の反射防止コーティング技術を開発
1968 “Earthrise”の写真がツァイスのレンズで撮影される
1969 月面着陸の写真がツァイスのレンズで撮影される
1974 世界初の眼鏡レンズ向け多層コーティング「Super ET」誕生
1997 現在のロゴが誕生
2000 オーダーメイド累進レンズを開発
2020, 2022 「ドイツ未来賞」を2度受賞する
カールツァイスビジョンジャパン
CREA Traveller 2026年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
