ジャイアントパンダがいなくなって、7月27日(月)で半年となる上野動物園。約40年前に建設され、計10頭のパンダが暮らした、東園にある旧パンダ舎の解体が間もなく始まる。老朽化のためだ。同園を所管する東京都は、解体する工事会社を決める希望制指名競争入札を実施して、7月16日(木)に開札。鈴木工業(東京都板橋区)が1億1297万円(税込み)で落札した。予定価格は1億3955万7000円(同)で、落札率は80.9%だった。

 解体は「上野動物園正門前広場周辺再整備準備工事」として都が発注。解体の対象は、旧パンダ舎(面積約289.01㎡)、旧放飼場・観覧通路、旧機械室(約50.04㎡)、旧竹庫(約27.15㎡)となっている。発注内容には、このほか、解体前の樹木の移植・伐採工事と仮設搬入路の増設工事、既存の配線・配管の切り回し工事も含まれる。

 工事の履行期間は、契約確定の日の翌日から2027年2月5日まで。工事が本格的に始まれば、旧パンダ舎は工事用の囲いで覆われ、見えなくなる可能性がある。

 実は、旧パンダ舎の解体は、もっと早く始まる可能性があった。都は2025年に「上野動物園旧パンダ舎・仮設門解体工事」、造園関係の「上野動物園旧パンダ舎移植工事」を発注する計画を立てていた。

 だが、旧パンダ舎と仮設門は近接していて、一帯が工事だらけになるため、先に仮設門の解体工事だけを発注。2025年10月9日に開札して、御幸工業(東京都府中市)が2187万9000円(税込み)で落札した。予定価格は2435万700円(同)だった。

 仮設門は2018年から使われていた。表門を解体して、正門を整備するまでの間だ。現在、仮設門の解体は終わっており、ついに旧パンダ舎の解体が始まる。

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