今一番やりたいことは……

――昨年に続いて、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にも11月から復帰されますね。昨年から映画に舞台に幅広い活躍が続いてますが、ストレスや疲れが溜まったりしませんか?

 いやいや、昔に比べたらそこまでハードなスケジュールではないですよ。グループで活動していた頃は、本当に休む暇もありませんでしたから。今年は3月に舞台『プレゼント・ラフター』が終わったあと、4月と5月は比較的ゆっくり過ごすことができました。これからはドラマ「リーガルビート 逆転の法廷」の撮影が始まるので、夏は少し忙しくなりそうですけどね。

 その撮影が終わったら、今度は舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』がありますから、本当に1年なんてあっという間だなと思います。でも、今は仕事と休みのメリハリをうまくつけられている感覚があります。時間の使い方も以前より上手になりましたし、やりたいこともちゃんとできている。だから、「疲れたな」とか「大変だな」と感じることはあまりないですね。

――やりたいことをやれているとのことですが、今いちばんやりたいことは何ですか?

 ロンドンをはじめ海外旅行には行きたいと思っています。でも、家には猫が3匹いますからね。なかなか長期間家を空けるのは難しいんです。特にヨーロッパとなると1週間くらいは必要になりますし。

 今、いちばん行ってみたい場所を挙げるなら、長野県ですね。

 友人たちがワインづくりのプロジェクトを進めているみたいで、すでに畑にはブドウの苗が植えられているそう。夢だった計画が少しずつ形になっているんです。まだワイナリーと呼べる段階ではないのですが、その場所を訪れてみたいなと思っています。

――いつか、吾郎さんディレクションの「BISTRO J_O」で、そのワインが飲めるようになるかもしれない、ってことですか?

 そうですね。

――それは本当に夢がありますね。

 ブドウを育てるだけでも10年以上かかるそうなので、実際にワインができるのはまだまだ先の話なんですけどね(笑)。でも、そういう少し都会を離れた場所で、きれいな空気を吸いながら過ごす時間って、“命の洗濯”になると思うんです。美容や健康の話ともつながりますが、心身をリセットするためにはとても大切なことですよね。実は僕、意外と自然のある場所が好きなんです。

 今年は田舎ではありませんが、舞台の公演でさまざまな地方都市を訪れることができたのもよかったですね。仙台や広島など、普段なかなか足を運ぶ機会のない場所にも行くことができました。やっぱり何かきっかけがないと、人って意外と動かないじゃないですか。友人に誘われたり、仕事で訪れたり。僕自身、家で過ごすのも好きなので、意識していないと行動範囲がどんどん狭くなってしまうんです。

 だからこそ、長野の畑には早く行ってみたいですね。いつかワインづくりにも関わってみたい。そんな夢をずっと抱いています。

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稲垣吾郎(いながき・ごろう)

12月8日生まれ。1991年CDデビュー。2017年に「新しい地図」を立ち上げる。2010年に映画『十三人の刺客』で第23回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞助演男優賞、第65回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。2019年には『半世界』で第31回東京国際映画祭観客賞、第34回高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞。その他の出演作に『海辺の映画館─キネマの玉手箱』(20年)、『窓辺にて』(22年)、『正欲』(23年)、『風よ あらしよ 劇場版』(24年)、『あんのこと』(24年)など。

映画『バナ穴 BANA_ANA』

出演:稲垣吾郎 草彅剛 香取慎吾
ファーストサマーウイカ 趣里 / 葉山さら 水野響心 鄭亜美 / 古舘寛治 小澤征悦 吹越満

監督・脚本:山内ケンジ
製作:CULEN ギークピクチュアズ 制作プロダクション:ギークピクチュアズ
配給:CULEN ギークピクチュアズ 
2026年6月27日(土)グランドシネマサンシャイン 池袋 の特別上映を皮切りに、その後全国順次公開
(C)2026 BANA_ANA Film Partners

https://bana-ana.com/

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