結成53年、一度も立ち止まることなく歩み続けてきたTHE ALFEEが、ついに前人未踏のライブ3000本を達成しました。CREA WEBでは、ライターの田中稲さんが目撃した歴史的一夜の完全レポートをお届けします。
》前回の記事「『タカミザーワ、サクラーイ、サカザーキという精霊が励ましてくれる』前人未到のライブ3000回へ。70歳を超えたTHE ALFEEの新譜が疲れた大人の心に刺さるワケ」を読む
4月17日、夕方、豊洲駅――。私は人の波に流されまくっていた。目指すは「THE ALFEE3000本記念ライブ」が開催される江東区有明の東京ガーデンシアターである。
実は人生初豊洲、初ゆりかもめ。降りる予定の「有明テニスの森」という駅名のなんとオシャレなことよ……!
駅に降り立ってからも、グーグルマップもナビの方向が合うまで、グルグルとその場で回転する。いつもながら、この「進行方向が定まらないスピンタイム」は不安。意地悪しないでグーグル先生。頼りはあなただけなのよッ、と叫びたくなる。くッ、我ながら情緒不安定になっている(汗)。落ち着こう!
●東京ガーデンシアターの席の多さにおののく
結局グーグルマップに頼るより、人の流れについていったことで、簡単に東京ガーデンシアターに着いた。開演まで40分、とにもかくにも腹ごしらえである。かねてより、推しのツアーを追いかけ日本全国を旅するファンの方々の「各地のおいしいものを食べてからライブ参戦スタイル」に憧れを抱いている私。私は一人だとチェーン店しか入れないヘタレなのだが、今回はぜひ! 高見沢さんも美食家だし、あやかってぜひ!
ぜひと思うばかりでどこに入ればいいのかわからず、有明ガーデンのフードコートに入りました~(泣)。時間もないしね、と自分に言い訳し、チキンナゲットとスプライトを頼んだところ、読みが甘かったのか、すごい量のナゲットとでっかいサイズのスプライトが出てきた。こっ、ここは有明じゃなくてアメリカなの? と一瞬立ち眩みがしたが、腹に詰め込んだぞ!
ガーデンシアターの入口前に行くと、モニターにTHE ALFEE の画像がドンと表示された。ファンの方々が撮影していらっしゃる。オオッ、私も私も! と急いでポケットからスマホを出したところで表示は広告に変わった……。諸行無常!
しかも私は基本的に30分前にはスタンバイしておきたい「せっかちビビり」。今回はこの時点で20分前になっていたので、早く座席につきたいと焦りまくりである。なのに東京ガーデンシアターってば座席数がとにかく多い! 席にたどり着けるだろうか(泣)。特大サイズのスプライトを底までズビズバすすっていたあの時間よ戻れ……。しかも、コンサート施設はたいてい円形になっているので、
「この道はいつか来た道? ああそうだよ……」
と名曲「この道」状態になることが多々ある。この通路さっき通ったよね的な! 壁にはズラッとアルフィーの歴代のライブポスターが貼ってあり、みなさん撮影されている。「この3人ビジュやばくね?」といったファンのウキウキ声も聞こえてくる。私も撮影したい。でも一刻も早く席を確認したい(汗)。でも撮影したい。席。撮影。席。撮影。んぎぇあー!! 私はパニックになり、このままじゃいかんと撮影者の波をクロールしながら係の方がいる場所まで泳ぎ、
「私はどこから入れば席にたどり着けるのでしょうか」
と泣きついたのであった。とても丁寧に教えてくれた。あのときの方、助けていただいた鶴ならぬ、背の高いメガネです。本当にありがとうございました……。
