この記事の連載
リゾナーレトマム【前篇】
リゾナーレトマム【後篇】
雲海テラスの注目スポット&フードは?

雲海テラスでは、トマム山全体を散策しながら、さまざまな角度で絶景を楽しめるよう、9つの展望スポットを設置する計画「Cloud9計画」が進行中。2025年7月時点で7つのスポットが完成し、今後さらに増える予定です。
7月7日にオープンした最新スポット「Cloud Round(クラウドラウンド)」は、これまでの展望スポットの中で最も標高の高い場所に位置し、雲海と遠くの山々を一望。周囲の景色を映し出すミラーフレームに七色のロープで吊るされた半透明のベンチに座ると、空中をゆらゆらと漂っているような感覚で目の前の絶景を楽しむことができます。

バーカウンターをイメージした「Cloud Bar(クラウドバー)」は、地上約3メートル、長さ約13メートルのカウンターと椅子が並んでいるスポット。椅子についているハシゴを登ると、山々の風景の中に浮かぶように座ることができ、朝の清々しい空気に包まれながら刻々と変わりゆく景色を楽しめます。

「Cloud Pool(クラウドプール)」は、雲の形をした、縦横約10メートルの巨大なハンモックのような展望スポット。地上からの高さは最大約8メートル、東大雪から日高方面までの壮大な景色を眺めながら、雲の上に浮かんでいるような浮遊感を味わうことができます。

「Cloud Bed(クラウドベッド)」は、雲をつくる「雲粒」をイメージした展望スポット。直径40~60センチメートルの弾力のあるクッションが約15メートルにわたり連なって設置されています。寄りかかったり、座ったりと自由な姿勢で利用できます。

ちなみに「Cloud9計画」とは、英語で「この上ない幸せ」を意味する“I am on cloud nine.”に由来するそう。誰もが一度は思い描いたことのある「雲に乗ってみたい」「雲の中に入ってみたい」という夢を形にしたような展望スポットで、童心に帰るひとときを楽しみましょう。
雲Cafeのふわもこメニューがかわいすぎる
雲海テラスの屋内カフェ「雲Cafe」では、ふわふわな雲を表現したスイーツやドリンクを用意。雲海を待つ時間も楽しく過ごせます。今シーズンの限定メニューとして話題を呼んでいるのが「雲海なないろソーダ」。炭酸の爽やかさと、わたあめのほどよい甘さが口いっぱいに広がります。

ふわふわの雲をイメージした「雲ケーキ」は、トマム牛乳から作られるクリームや、ハスカップジャムを使用した北海道らしいスイーツ。雲の形のマシュマロを溶かしながら飲む「雲海コーヒー」も楽しい一品です。具だくさんの「クラムチャウダー」にもトマム牛乳が使われており、朝のお腹をやさしく温めてくれます。


2025.07.17(木)
文=伊藤由起
写真=志水 隆
写真協力=星野リゾート トマム