この記事の連載
中島颯太さんインタビュー【前篇】
中島颯太さんインタビュー【後篇】
いつかライブで、サックスを披露したい

――俳優として憧れの先輩は?
誠さん役の(原田)泰造さんです。僕が本番でリハーサルと違う言い方をしたときに、とても気持ちの良いタイミングで受けの芝居をしてくださったことがあるんです。思わず笑っちゃうシーン。ちょっとシリアスで怖くも感じるシーン。泣かせるシーン。その使い分けや対応の早さ、自分の意思が乗っていないとできないことをサラリとやられるところを近くで勉強させていただいています。
――「おっパン」といえば、「アップデート」がキーワードです。最近、中島さんがアップデートしたことは?
趣味のカメラの知識に関しては、アップデートしていると思います。常に持ち歩いていますし、最近新しいレンズを買いました。すごくカメラ好きな店員さんに優しく教えてもらっていたところ、もともと販売していなかった貴重なニコンの望遠オールドレンズを売っていただけることになったんです。それも含めて、カメラって奥深いと思いました。今後の人生の中で、切り取っていく素敵な瞬間がたくさんあればいいと思っています。
――そのほか、カメラにまつわるエピソードを教えてください。
映画の撮影現場にもカメラを持って行き、同じカメラが趣味で、僕のカメラの先生でもある円役の東啓介くんとお互いを撮り合いました。それから、泰造さんと美香役の富田靖子さんと、飼い犬のカルロスのとてもいい3ショットが撮れたので、いつかそれを世に出したいと思っています。
また、5月に河口湖で勇征くんと2人でファンクラブイベント「ゆせそたフェス」を開催したときに、家族が大阪から車で来てくれたんです。それで勇征くん家族と一緒に写真を撮ったのですが、あの瞬間は、何よりも素敵で、エモかったですね!
――また今後、新たにアップデートしたいことは?
これまでピアノやギターをやってきて、この間、ドラマを通じて、新たにドラムも叩けるようになったので、もう一つぐらい楽器ができるようになりたいです。ジャズを演奏している動画を見るのが好きで、ずっと昔からしたいと思っていたサックスを始めたいですと思っています。サックスもいつかライブで披露してみたいですね。
》【後篇】「僕もより大地くんみたいな人になりたい」中島颯太が考える『おっぱん』“大地”の魅力とは
中島颯太(なかじま・そうた)
1999年8月18日生まれ、大阪府出身。2017年に約3万人の中からボーカルに選ばれFANTASTICSに加入。2025年は、グループとしては、7月にさいたまスーパーアリーナ スタジアムモードでの3daysライブ、9月からは全国8都市18公演をまわるアリーナツアー「"BUTTERFLY EFFECT" -FLY WITH YOU-」を開催。俳優としても活動の幅を広げ、映画やドラマに出演。7月25日には『仮面ライダーガヴ&ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー Wヒーロー夏映画2025』が公開予定。

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』
絶望的な昭和脳の持ち主から絶賛アップデート中の会社員・誠(原田泰造)と、彼を見事にアップデートさせたゲイの大学生・大地(中島颯太(FANTASTICS))。ある日、アップデート以前の誠の直属の部下だった佐藤(曽田陵介)が誠の取引先相手、大地のバイト先の店長として現れたことで、彼らに新たな波乱が巻き起こる。
7月4日(金)公開
https://gaga.ne.jp/oppan-movie/
©練馬ジム | LINEマンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会

2025.07.08(火)
文=くれい 響
写真=平松市聖
ヘア&メイク=朴映宣(Luana)
スタイリング=中瀬拓外