Tips2/北欧の夏と今を知る・感じる

「メッツァの夏至祭2025」では体験して楽しむ催し以外にも、北欧を知ることができるカルチャープログラムも用意され、大使館スタッフや北欧にまつわる様々な分野の専門家によるトークイベントが開催されます。

 取材した日には、アイスランド大使館の広報を務める保坂亮介さんによる「アイスランドの大自然と夏」をテーマにしたスペシャルトークが行われました。ミネラルが豊富で青白い温泉「ブルーラグーン」や熱湯が地上に噴出する「ストロックル間欠泉」など雄大な自然が自慢のアイスランド。旅行のベストシーズンを伺ったところ、「ネイチャーアクティビティを楽しみたいなら夏、オーロラを見たいなら冬ですね」と保坂さん。

 イギリスの北西に位置し北極圏に近いアイスランドでは、他の国ではできないようなオーロラ鑑賞が可能だと保坂さんは言います。「カフェでお茶をしながら、温泉に入りながら......普段暮らす町の中でオーロラを見ることができます。これは、緯度が高いアイスランドならではです」(一方、メキシコ湾からの暖流の恩恵を受け、真冬でも−3〜4°と比較的暖かいのが魅力だそう)。

 このように現地の“生の声”を聞くことができるカルチャープログラム。北欧好き・旅好きにはたまらない有意義な時間になること間違いなしです。6月15日(日)にはフィンランド大使館研修生による「フィンランドの夏と夏至祭」のトークショー、6月22日(日)には書籍「フィンランド発 幸せが見つかるライフスタイル」の著者がフィンランド暮らしの魅力を語ります。他にも様々なトークショーが予定されています。公式サイトで確認を。

 北欧の夏を感じるプログラムは、他にもメッツァのそこかしこに。夏至を象徴する飾り「メイポール」の展示や、北欧にまつわる本を約200冊が自由に閲覧できる「ミッドサマーライブラリー」などが毎日楽しめます。

2025.06.11(水)
文= 上野 郁