#323 Haeundae
海雲台(ヘウンデ、韓国)

2024年12月1日、横浜港から出航したMITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)のデビュークルーズ。7日間の航路のうち、唯一海外寄港となったのが韓国・釜山(プサン)。韓国の南東に位置する、ソウルに次ぐ第二の都市です。
クルーズでの寄港地の上陸時間は、半日程度。午前中に下船して、夕方には船に戻って、次なる寄港地を目指します。釜山で与えられた自由時間は10:30~16:30。Uberを駆使して、どこまで遊べるかチャレンジです。

まずは釜山でやりたいこと、アワビ粥を食べる。港近くの釜山駅周辺でお店を見つけて、一つ目の目標をクリア。この段階ですでに昼の12時過ぎ。駆け足でメインイベントともいえる海雲台(ヘウンデ)へ向かいます。


海雲台は釜山駅から北東へ約14キロ。約2キロの白砂ビーチが続く、韓国きってのビーチリゾートです。

遠浅の海は安心して泳げるとあって、夏には1000万人もの海水浴客が押し寄せます。「世界一パラソルの多い海水浴場」としてギネスブックにも登載されているとか。実際、2008年に7937本のパラソルを数えたそう。“立錐の余地もない”を地で行く光景が想像されます。
そんなことを考えながら、ふとUberの車窓から外を見ると、巨大な広安大橋の向こうに高層ビルがニョキニョキとそびえています。それまで勝手に思い描いていた、わちゃわちゃとした海水浴場のイメージが一掃されました。洗練されたインターナショナルなビーチエリアです。
2025.04.19(土)
文・撮影=古関千恵子