「人生は楽しんだもの勝ち」

――これからやってみたいことはありますか?

 『釣りびと万歳』(NHK BS)に出演したいです。体はすごく元気なので、ぜひオファーください!

――がんを患ったことを現在はどう捉えていますか?

 がんになることは喜ばしいことではないですが、人生に起きたことが、何らかの形で血となり肉となるような経験ができていると思います。後悔したこともありますが、多くの人に支えられたし、沢山の嬉しい言葉をいただきました。

 今は2人に1人ががんになる時代といわれます。皆さんに健康に気をつけていただきたいし、私の経験談が少しでもお役に立ったら嬉しいです。20年前よりがんに対する理解が進んで、以前よりは特別視されることが少なくなってきたと感じています。これからは「人生楽しんだもの勝ち」と思ってやっていきたいですね。

「性行為をしないと男性に嫌われる」と女優・原千晶(50)も悩んでた…子宮がんになった女性たちを追い詰める「術後の性行為問題」との向き合い方〉へ続く

2025.02.14(金)
文=都田ミツコ