この記事の連載
美容の常識 嘘ホント #1
美容の常識 嘘ホント #2
#2 日本の白肌信仰は実は平安時代から。なのに日本は白肌至上主義を否定した?
![左:下地だけで美肌をつくるトレンドを生み出した圧倒的名品。塗っている間ずっと、潤いが続く。モイスチュアライジング プライマー SPF15・PA+(03は除く)30mL 4,070円/ポール & ジョー ボーテ
右:大人女性の顔全体の暗さに着目。潤って明るい肌に多い皮膚常在菌「フローラカクテル」を配合し、透明感をたたえた肌へ導く。ディセンシア ホワイトF/L コンセントレート[医薬部外品]36mL 7,150円/ディセンシア](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/1280wm/img_cbca712af27b326db76b09c3deeede8b127205.jpg)
右:大人女性の顔全体の暗さに着目。潤って明るい肌に多い皮膚常在菌「フローラカクテル」を配合し、透明感をたたえた肌へ導く。ディセンシア ホワイトF/L コンセントレート[医薬部外品]36mL 7,150円/ディセンシア
「色の白いは七難隠す」は江戸時代の「都風俗化粧傳」に既に諺として記された疑いようのない法則。働かぬ特権階級の肌が白いことが始まりと思われ、江戸の女は白粉で白塗りにした。
なのに明治以降は西洋の影響でそんな白肌至上主義を否定。昭和の美容部員は、肌より白いファンデを選ぼうとすると血相を変え「お客様の肌色はこちらでございます」と、より暗い色を買わせた。
昭和の小麦色志向の名残もあり、白肌は野暮ったいとの見方になったのだ。超白肌が遂に解禁となるのも韓国肌への憧れからというのは皮肉だけれど。
ポール & ジョー ボーテ
フリーダイヤル 0120-766-996
ディセンシア
フリーダイヤル 0120-714-115
2025.02.28(金)
文=齋藤 薫(美容ジャーナリスト)
写真=平松市聖
CREA 2025年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。