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京都市民の憩いの場所「鴨川デルタ」で旅をのんびり振り返る

「せっかく出町柳を訪れたなら、鴨川に行ってみたらいいですよ」との宮迫さんのすすめもあり、旅の締めくくりは鴨川デルタへ。

 美しく夕陽に染まる鴨川デルタには、ラクロスの練習をする人、川の中でガサガサをする人、買い物帰りの人、のんびりと休む人、とさまざまな人が行き交っていました。

 鴨川デルタといえば、やっぱり飛び石。亀の形をした飛び石や千鳥の形をしたものなどもあり、駆け抜けるだけでワクワクします。買い物帰りのおばあちゃんも川を渡るためにぴょんぴょんと跳ねていきます。

 京都の山を歩き、町を歩き、行き交う人とすれ違う。京都が持つ、さまざまな表情を歩く速度でゆっくりと眺めることで、普段とまた違う京都の魅力が見えてきます。「京都の町と山、そして人々の暮らしと自然。京都の両面を覗けたような一日でした。次はギターを持ってお邪魔しに行きます」(井上さん)。

 歩くと、もっと楽しい京都。今度の旅の参考にしてみて。

》京都は歩くと、もっと楽しい。比叡山山歩き篇を読む

井上園子(いのうえ・そのこ)

1998年10月17日、神奈川県出身。2022年よりアルバイト先のオーナーの一声をきっかけに音楽活動を開始、両親の影響で聴き馴染んでいた60〜70年代のフォーク、ロック、ブルース、カントリー、ブルーグラスといったスタイルの音楽をベースに、日常の一コマを独特な視点で“言葉”に置き換えた唯一無二の世界観を三畳一間から産み出すシンガー・ソングライター。茅ヶ崎FMにて「井上園子のごあいさつ」(毎週金曜日 20:00-20:30)のパーソナリティーも務める。9月にファーストアルバム『ほころび』がリリースされた。
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2024.12.19(木)
文=CREA編集部
写真=佐藤亘