キャンプ好きならではの、ピクニックの道具とアイデア

ホットサンドを作るための道具。右から、ミニサイズのまな板は木工アーティストであるしみずさんの作品。折りたたみナイフは、フランスの刃物のメーカー、オピネル。家でも使っているというホットサンドメーカーと、新富士バーナーというアウトドア用品メーカーの携帯用カセットコンロ。

 そろそろお昼どき。ピクニックというとおにぎりやサンドイッチなどのお弁当が定番だけれど、noyamaの場合、定番はホットサンド。ピクニックだけでなくキャンプの朝ごはんも必ずホットサンドを作って食べるとか。

「ホットサンドメーカーってたいていの家庭にありませんか? でも、あんまり使わない。私たちのうちにもあって、ホットサンドを外で作ってみたらとてもおいしかったんですよ。おつまみ風の軽めのものから、ひとつでおなかがいっぱいになるような豪華版まで、具材の組み合わせ次第で好きに味を変えられますし」(山戸さん)

 とはいっても、外で火を使うなんて難しそう。どうやって作るのか、興味津々で見ていると山戸さんが取り出したのが、こちら。

新富士バーナーの「SOTO」というブランドのレギュレーターストーブ。だいたい5,000円前後。ガスボンベは別売りです。

「これは、シングルバーナーといって、アウトドア用のカセットコンロなんです。いろんなメーカーから出ていて、いろんな形がありますが、これは重心が低くてゴトクが大きいから、大きめのお鍋をのせても安定するんです」

 使い方は、家庭用のカセットコンロと同様で、まず、ガスボンベをゴトク本体に装着。

 写真のように右手でつまみをひねってガスを出し、同時に左手で着火ボタンを押すと火がつく仕組み。

 こういったシングルバーナーがあれば、お湯を沸かしてコーヒーを淹れたりインスタントスープを溶かしたりと、気軽に外でも火を使った料理ができるそう(火を使ってもいい場所かどうかの確認は必ず! また、風が強いとなかなか火が安定しないので、風がよけられる場所でするか、体で風よけを)。

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2014.04.26(土)
写真=野川かさね
料理=山戸ユカ