食と酒と旅を愛する文筆家&料理研究家のツレヅレハナコさんのレシピ本『ツレヅレハナコのからだ整え丼』(Gakken)が大ヒット発売中! 本書より、一部を抜粋してお届けします。

 おいしいものとお酒が大好きで、外食も多く食事時間も不規則でした。ある時から、体の不調を感じるようになり、まずは食生活を見直そうと考案したのが「からだ整え丼」。

 「からだ整え丼」は、たんぱく質やビタミン、ミネラル、炭水化物を手軽においしく、何より簡単に摂れるので、最近なんだか疲れやすい、胃がもたれるなど、体のちょっとしたトラブルを感じている人、そしてがんばりすぎずに食生活を変えたい人にぴったりです。(ツレヅレハナコさん・以下同)


からだ整え丼を続けるコツ

1. 時間がある時に「仕込みおき」

 なぜこの健康生活を続けられているかというと、「おいしい、飽きない」は絶対条件として、とにかく簡単だということ。そのポイントが「仕込みおき」です。

 「作りおき」未満の、素材の下ごしらえのみをしたものを本書では「仕込みおき」と命名。時間がある時に簡単な主菜や副菜を「仕込みおき」し、1食ずつ小分け冷凍した玄米ごはんとともに丼にささっと盛り付ける。

 こうすれば食事の準備は5分で済み、栄養バランスも整えやすい。毎食、調理器具やいくつもの皿を洗う必要もありません。

2. がんばりすぎない

 手間がかかりすぎるものや、途中で食べ飽きるほどの量は作りません。料理ともいえない「仕込みおき」くらいのシンプルな調理が、負担にならず、食べ飽きずでちょうどいいのです。

3. 外食してもいい

 外食とお酒を飲む楽しさをあきらめる気はありません。でも、家にいるときの食事は「からだ整え丼」で調整を。

2024.10.02(水)
文=ツレヅレハナコ