ダイコンやカブは水栽培できる
カブやダイコンの根元を切って、水に浸ければ葉が伸びます。少量ですが、葉を収穫できます。
水栽培をしてみて、育つ様子が楽しいと感じたら、もう少しがんばってみてはどうでしょう? ダイコンの根元は、土に植え替えると、不思議と元気になります。春が近づけばとう立ちし、白や薄紫がかった可憐で可愛い花を咲かせます。この花や、花の後にできる若い鞘も、かすかにダイコンの味がして美味しいですよ。
カブ&ダイコンをもう一度育てる方法
1. カブやダイコンの根元を薄く切り落とし、水を薄く張った容器に置く。茎が水に浸からないようにする。
2. 毎日~数日ごとに新鮮な水に取り替える。
3. 根が出たり、成長が見られたりしたら、土に植え替える。
葉を収穫したらふりかけを作ってみよう
カブの葉のふりかけ
1. カブ(またはダイコン、ハツカダイコンなど)の葉を粗みじん切りにする。
2. フライパンに米油をひき、1を入れて炒める。しんなりしたら、鰹節、ちりめんじゃこ、干しあみえびを加え、からりとするまで炒めて、塩、醤油で調味する。
良原リエ(よしはら・りえ)
音楽家。アコーディオンやトイピアノ、トイ楽器の演奏、さまざまなジャンルの音楽制作に関わる。庭仕事は一番のライフワーク。特にハーブや雑草をこよなく愛する。都会の住宅街で、多様な生きものが棲むビオトープガーデンを目指し、実験を重ねている。著書に『食べられる庭図鑑』『たのしい手づくり子そだて』『まいにちの子そだてべんとう』(アノニマ・スタジオ)、『トイ楽器の本』(DU BOOKS)、『音楽家の台所』(コノハナブックス)など。
Instagram:@rieaccordion
もういちど育てる庭図鑑
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※本書では、食材だった植物を栽培し、収穫物を食用として利用したことを紹介していますが、あくまで著者の経験によるものであり、食べられることを保証するものではありません。
※本書で紹介している栽培や育成方法、植物の生長などは関東南部を基準地としています。お住まいの地域、環境、品種によって異なります。
2024.09.29(日)
文・写真=良原リエ
写真=馬場わかな