大根の葉や、切り落としたコマツナの根を「このまま捨てるのはもったいない」と感じたことはありませんか。これらは再度育てて、おいしく食べることができるんです。初心者でも、庭がなくても気軽に始められる「リボベジ(リボーンベジタブル)」に挑戦してみませんか。
庭仕事をライフワークにする音楽家・良原リエさんの書籍『もういちど育てる庭図鑑』から、コマツナやダイコンをもういちど育てる方法を紹介します。
まずはコマツナから始めてみよう
気軽に始めるなら、手に入りやすいコマツナがおすすめです。根元がしっかりしているタイプは水に浸けても腐りにくく、また根も出やすいからです。根が出れば、土に植え替えることができます。
冬場なら、根が付いたままのコマツナが売られているのを見かけます。これらはすでに根が出ているので、直接、コンテナに植えています。そんな適当な扱いにかかわらず、ちゃんと根付き、萎れることなく元気に育ちます。
コマツナをもう一度育てる方法
1. コマツナの根元を3~5cm残して切り、水を薄く張った容器に置く。茎が水に浸からないようにする。
2. 毎日~数日ごとに新鮮な水に取り替える。
3. 根が出たら、土に植え替える。
2024.09.29(日)
文・写真=良原リエ
写真=馬場わかな