「美しすぎる髪が原因で陰口を叩かれたことも…」日本人が知らない「髪専門パーツモデル」の“お仕事事情”〉から続く

 髪の毛が美しすぎるあまり、ときには同性から嫉妬を買ったことも…。そんな美髪の持ち主であるパーツモデル・宇佐見坂うさりさんインタビュー第2弾。彼女が語った「人が驚くほど美しい髪の作り方」とは?(全2回の2回目/前編を読む

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他人が嫉妬するほど「美しい髪」の作り方

──ヘアケアのこだわりについても伺いたいんですが、髪の毛ってどんな時が一番傷みやすいんですか?

宇佐見坂 洗髪した後、乾かすまでの間ですね。髪のキューティクルが開いてしまっていて、髪自体の強度も落ちた状態なんです。キューティクルはウロコ状に積み重なっているんですが、これが開いた状態だと、少しの摩擦でバキッとウロコがはがれてしまうし、髪の内部もダメージを受けやすくなります。

──濡れている状態を放置しちゃダメなんですね。

宇佐見坂 それは鉄則ですね。できるだけ早く乾かすために、私はマイクロファイバータオルという、水分の吸収率が高いタオルを使っています。これで短時間で乾かせるんです。パーツモデルさんの中には、ペーパータオルをたくさん使って乾かしているかたもいらっしゃいますね。

──いわゆるキッチンタオルですよね。

宇佐見坂 そうです。あれは吸収率が良いんです。1日に何枚も使って、乾かす人もいます。私はマイクロファイバータオルに出会うまでは、バスタオルを髪用と身体用と分けて、1日2枚使っていました。髪用のバスタオルは、フワフワで吸収率を少しでも良いものを使っていました。

──気を使っているんですね……。

寝るときは「髪でとぐろを巻く」理由

宇佐見坂 あと私の場合ですが、寝るときは頭の上で髪でとぐろを巻くようにして寝ています。これだと寝返りしても髪が絡まず、摩擦が起きないんですよ。

──今日は実際のケア用品も持ってきていただきましたが、くしもたくさんお持ちなんですね。

2024.09.02(月)
文=市岡ひかり