銀座の社交の中心地となる「エディション」東京第2号店

これまでのラグジュアリーを再定義する唯一無二のライフスタイルホテルブランド「エディション」ブランドが日本に初上陸し、「東京エディション虎ノ門」が誕生してから3年。2024年3月、街路樹が彩る銀座の中心の通りに「エディションホテル」の東京第2号店となる「東京エディション銀座」がグランドオープンした。

日本文化の豊かな伝統と、既成概念にとらわれない画期的で前例のないホテルでありたいという「エディション」のアバンギャルドな願望を絶妙なバランスで結びつけたのは、世界的建築家の隈研吾氏だ。
館内は「エディション」ブランドとその生みの親イアン・シュレーガー氏のニューヨーク的な感性と、隈研吾氏の表現する日本独特の繊細さや伝統的ディテールがモダンに融合した空間づくりとなっていて、1階のロビーに一歩踏み入れた瞬間から、新旧のフュージョンをそこかしこに見つけることができる。

壁面のグリーンとメタルが織り成す格子のファサードで覆われた14階建てタワーの中には、独立したリビングを備えた10室の広々としたスイートから、銀座周辺エリアのスタンダードルームとしては最大となる41平米以上の床面積を持つエントリーレベルの客室まで、全86室の客室を用意。
ウォールナット材の床と壁がトラバーチンやクリーム色のレザーを使ったカスタムメイドの家具のミニマルな土台となり、すべてのバスルームに備えられたグリーンマーブルの洗面台とクロムの水栓が艶をプラス。さらに白色のシグネチャーエコファースローや、丸山サヤカとTakay Photographyによるアートもまた、客室のアイコニックな特徴のひとつだ。
2024.09.03(火)
文=立花奈緒(ブレーンシップ)