この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年9月23日)

» きのうのレシピ「トマト麹チキンのっけごはん」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
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vol.71 鶏トマトバジルのっけごはん

鶏トマトバジルのっけごはん。
鶏トマトバジルのっけごはん。

 ベランダでほぼ毎年育てているバジル、サラダやカプレーゼもいいけど、たくさん茂ったときは炒めるのもおすすめ。

 ガパオ風にするのが定番ですが、今回はナンプラーを使わず、日常的な調味料だけで炒めてみました。なかなかおいしく仕上がりましたよ。

■材料(1人分)

・小間切れ鶏もも肉:120g
・トマト:1個(120g程度)
・バジル葉:10~12枚
・おろし生姜:小さじ1/2
・酒:小さじ1/2
・醤油:小さじ2
・塩:ひとつまみ
・サラダ油:小さじ1
・レモン:1カット
・ごはん:適量

■作り方

(1) 鶏肉には塩こしょうしておく(分量外)。トマトは8等分のくし切りにする。

(2) 鶏肉を容器に入れて、おろし生姜、酒をまぶしておく。

(3)フライパンに油をひき、(2)、トマトを入れて軽く炒める。フタをして2分ほどおく。

(4) 醤油、塩、バジルを加えてひと混ぜする。ごはんを盛った上にのっけて、食べる直前にレモンをひとしぼりする。

 プロセス(3)、フライパンに入れるときは油がはねやすいので気をつけて。フタをして2分おくとき、フライパンをゆすったりせずにおきましょう。そのほうがしっかり火が入ります。

 ミントやバジルは加熱するとまた違うおいしさが生まれてきます。シーフードと炒めてもうまいですよー。

 しかし昨日のしらいさんが使ってたトマト麹、よさそうですねー。羊肉を漬けてみたくなりました。早速やってみよう。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.09.23(月)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔