古代ローマ皇帝アウグストゥスが“甘美なる快楽の地”と称えたカプリ島。
アナカプリを代表する老舗ホテルのメインダイニングに、カプリ地区の喧騒から少し離れた閑静な名店まで。セレブリティが通うホテルならではの洗練の美食を3回に渡り3軒ご紹介。
厳選食材を使った料理とリラックスを存分に堪能
◆Caesar Augustus(シーザー・アウグストゥス)内
Ristorante La Terrazza di Lucullo(リストランテ・ラ・テラッツァ・ディ・ルクッロ)
![テラスからは、壮大な地中海を一望。チェックインもテラスで。感動からヴァカンスが始まる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/b/1280wm/img_4b6fd5696ac9d4a8159bfa1c5f1fe4b7202260.jpg)
19世紀後半に、ドイツ人紳士が建築した別荘に起源を遡る、アナカプリの老舗ホテル。
![夕景を望むテラスで、シグネチャーカクテルや最新カクテルでアペリティーボ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/1/1280wm/img_b12ebe011966dab9cd40baa62ef998bf275776.jpg)
古代ローマの政治家で美食家のルクッルスの名前を冠したダイニングでは、敷地内の菜園で栽培する野菜やハーブ、信頼する地元漁師から毎朝届けられる新鮮な魚介、厳選食材を使ったキロメトロ・ゼロ(地産地消)料理を、壮大な風景とともにいただける。
![カンパーニア州ピモンテ出身のシェフ、エドアルド・ヴオロ氏。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/4/1280wm/img_a4862cb9c1dfa1bdd3438b41dd6b916d57877.jpg)
シェフの豊かな想像力と創造力で、伝統料理を再構築した料理は、衒いのない味わいで、シンプルに美味しい。
![アミューズ:リコッタチーズを詰めたズッキーニの花のパン粉揚げ、アスパラガスと黄トマトのソースで(テイスティングメニュー110ユーロ~)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/b/1280wm/img_9b2652ea36706964be9a040219e0d34b105437.jpg)
シェフの人柄と素材へのリスペクトが感じられ、食べながら心も安らぐ。
![前菜:マグロのタタキ、トロペアの赤玉ネギとサン・マルツァーノ、野生のオレガノを添えて。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/1280wm/img_04d7f1ae2fb3268f06b78d6e40a0800b85033.jpg)
今年70周年を迎えたルレ・エ・シャトーに加盟するホテルならではのサービスは、言わずもがな。
![エレガントで居心地の良い客室。宿泊料金(1室)/500ユーロ~(2名利用、朝食付き)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/4/1280wm/img_343865c37ade9689228374e7ba630ea5152968.jpg)
美味とリラックスを存分に堪能したい。
![レセプションフロアのサロン。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/1/1280wm/img_f1eb3a646af2841bede6635ec04b45aa306114.jpg)
Caesar Augustus(シーザー・アウグストゥス)
Ristorante La Terrazza di Lucullo(リストランテ・ラ・テラッツァ・ディ・ルクッロ)
所在地 Via G. Orlandi 4, Anacapri, Napoli
電話番号 081 8373395
営業時間 12:30~14:30、19:30~22:30
定休日 無休 ※冬季休業10月27日~4月15日
https://www.caesar-augustus.com/
●ホテルの日本での予約先/ルレ・エ・シャトー
電話番号 0800-888-3326
https://www.relaischateaux.jp/
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2024.08.08(木)
文=岩田デノーラ砂和子
写真=鈴木七絵
CREA Traveller 2024 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。