この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年8月5日)

» きのうのレシピ「鯖カレー丼」


vol.22 焼き鮭のっけ卵チャーハン

 鮭のチャーハンのレシピを考えていたとき、「あ、卵チャーハンに焼鮭のっけてほぐして食べたら一緒じゃん」と思いつきました。案外あるようで無かった、大胆なのっけチャーハンです。

 もちろん鮭フレークなどを使ってチャーハンにするのもいいのですが、この焼鮭がどーんと乗った姿、インパクトありますよね。

 ほぐしながら食べるのもごちそう感があっていいし。人に出すと唖然とされるのも楽しい。鮭をグリルで焼いてる間に卵チャーハンを作ってくださいね。鮭は甘塩鮭を使えば楽ちんです。このチャーハン、お弁当にしてもいいですよ。

■材料(1人分)

・甘塩鮭:1切
・ごはん:250g
・卵:1個
・万能ネギ小口切り:大さじ1
・醤油、塩、こしょう:少々
・酒:大さじ1
・こめ油:小さじ2

■作り方

(1) 甘塩鮭はグリルで焼く。

(2) フライパンにこめ油を入れて中火で熱し、ごはんを入れる。溶き卵をごはんの上に流しいれ、ほぐしながら炒める。

(3) 卵が全体になじんだらお酒をふりかけ、万能ネギを加え、醤油を鍋肌から流しいれ、塩、こしょうで味を調える。器に盛り、甘塩鮭をのせてほぐしながらいただく。

 食べるときは骨に気を付けて。皮も美味しいのでぜひ一緒にめしあがってください。今、スーパーで骨を抜いた甘塩鮭が売ってたりしますよね。便利な世の中です。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.08.05(月)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔