【岩手】幻想の鍾乳洞に感嘆し、港町の名物に大満足!
◆岩泉・宮古
![龍泉洞●日本三大鍾乳洞のひとつに数えられ、国指定天然記念物にもなっている「龍泉洞」。その全長は約5000メートルにも及ぶと推定され、現在も調査活動が続けられているそう。地底湖が湛える神秘的な「ドラゴンブルー」が美しい。写真は第2地底湖。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/c/670wm/img_cc731360cdb0665f1e58a1db2a954a55670558.jpg)
涼を求める東北の旅。ひと味違う体験を楽しむなら盛岡からバスで約2時間15分、岩泉町の龍泉洞へ。
2億数千万年もの歳月をかけて形成された鍾乳洞の内部は、年間を通じて気温は10℃前後。鍾乳石から水が滴り、洞内を流れる清流からは冷涼な水音が響きます。
![鍾乳石がつくり出す幻想の光景が広がる百間廊下。訪れる際、歩きやすい靴は必須。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/a/670wm/img_4ae97321aa4d4d7cd6ed485ffa30363f1134797.jpg)
さらに3つの地底湖が湛える神秘的な “ドラゴンブルー” に感嘆……。外界の暑さを忘れ去って、非日常の時間に没入できます。
![道の駅 いわいずみ●龍泉洞から車で10分ほどの「道の駅 いわいずみ」は、地域のいいものが揃う空間。龍泉洞の炭酸水、龍泉洞の化粧水なども人気。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/f/670wm/img_7f310ae83f9b6cb9745e0f4306847868427179.jpg)
また、龍泉洞から車で10分ほどの「道の駅 いわいずみ」にもぜひ。今、話題の岩泉ヨーグルト、岩泉牛乳をはじめ、さまざまな地元のいいものが勢揃い。
1カ月に約7万人が食べに訪れたというオリジナルジェラートも味わってみたい!
![地元の新鮮生乳を使ったジェラートで大人気の「ViTO × IWAIZUMI」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/d/670wm/img_3d9f688f96ae85feb4ddefae9649aa12544637.jpg)
![あの超・有名大リーガーも絶賛して大注目となった岩泉ヨーグルトのほか、季節限定フレーバーも。ダブルカップ500円~。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/e/670wm/img_fe4670f31d81efcf7a00b3c18d7de471409831.jpg)
さて、神秘の鍾乳洞への旅をもっとのんびり、ゆったりと楽しむなら、龍泉洞に最寄りの岩泉小本駅から三陸鉄道で約35分、盛岡駅からはJR山田線で約2時間30分の三陸屈指を誇る港町・宮古にも立ち寄ってみたい。
![三陸鉄道●久慈駅から宮古駅、釡石駅を経て盛駅までの計163kmを走る三陸を象徴する鉄道。龍泉洞に最寄りの岩泉小本駅へは、宮古駅から約35分。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/5/670wm/img_153a84a6953fe2322f61f9154ff1c928608709.jpg)
駅前からバスで20分ほどの浄土ヶ浜は、白い巨岩と透明度の高い海が織り成す光景が素晴らしい景勝地。
青空の下の絶景鑑賞はもちろん、気温が下がる夕暮れ時の散策もおすすめです。
![浄土ヶ浜●今から350年ほど昔、この地を訪れた僧が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したのがその名の由来と伝えられる景勝地。遊覧船で海風を感じるクルージングを楽しめるほか、夏には海水浴場が開かれ、多くの人で賑わいます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/5/670wm/img_a51a8de3fc4ae000e301002edf744f89745037.jpg)
そして宮古といえば、名物の「瓶ドン」が必食。
![蛇の目 本店●港町・宮古の新たな名物として大人気の「瓶ドン」。現在、宮古市内10軒の飲食店で味わうことができ、宮古駅前で創業約80年の老舗「蛇の目 本店」では、瓶が2本という贅沢なスタイルで提供。瓶の中にはウニ、マグロ、サーモン、ホヤ、めかぶ……と10数種の海の幸が(内容は時季により異なります)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/1/670wm/img_31bd1eed2453774d94925b5788fa2a87848103.jpg)
港町ならではの新鮮な海の幸をたっぷり堪能して、大満足間違いなし!
![三陸の新鮮魚介がたっぷり詰まって、たまらない美味しさ。2本の瓶の具材を自分で丼に盛り付けて「いただきます!」。「瓶ドン(日替わり小鉢2品、あら汁付き)」2,970円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/670wm/img_da3191f2eb440e57ca212a0fa6a7b29d1055632.jpg)
ワンランク上の東北旅に乗ってみたいJR東日本の人気列車
◆「ひなび(陽旅)」
![東北の美しい里山の風景のなかを走る「陽旅(ひなび)」●運行区間/ひなび(陽旅)釡石:盛岡~釡石 ひなび(陽旅)宮古:盛岡~宮古 ひなび(陽旅)下北:八戸~大湊 ※全車指定、土・日曜・祝日を中心に運転。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/6/670wm/img_46013b00ab67868f3be90839d14b0200462948.jpg)
2023年12月にデビューした観光列車「ひなび(陽旅)」では、北東北の豊かな自然を表現した車両に乗って、大きな窓から美しい風景を満喫できます。
また、スマートフォンの事前予約サービス「うけとりっぷ」で注文すれば、沿線の美味をちりばめた弁当やスウィーツも車内で受け取れるのもうれしいポイント。
JR東日本の列車に関する情報
ウェブサイト https://www.jreast.co.jp/
X:@JREast_official
instagram:@jreast_official
2024.07.12(金)
文=矢野詔次郎
写真=長谷川 潤
CREA Traveller 2024 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。