【岩手】幻想の鍾乳洞に感嘆し、港町の名物に大満足!

◆岩泉・宮古

 涼を求める東北の旅。ひと味違う体験を楽しむなら盛岡からバスで約2時間15分、岩泉町の龍泉洞へ。

 2億数千万年もの歳月をかけて形成された鍾乳洞の内部は、年間を通じて気温は10℃前後。鍾乳石から水が滴り、洞内を流れる清流からは冷涼な水音が響きます。

 さらに3つの地底湖が湛える神秘的な “ドラゴンブルー” に感嘆……。外界の暑さを忘れ去って、非日常の時間に没入できます。

 また、龍泉洞から車で10分ほどの「道の駅 いわいずみ」にもぜひ。今、話題の岩泉ヨーグルト、岩泉牛乳をはじめ、さまざまな地元のいいものが勢揃い。

 1カ月に約7万人が食べに訪れたというオリジナルジェラートも味わってみたい!

 さて、神秘の鍾乳洞への旅をもっとのんびり、ゆったりと楽しむなら、龍泉洞に最寄りの岩泉小本駅から三陸鉄道で約35分、盛岡駅からはJR山田線で約2時間30分の三陸屈指を誇る港町・宮古にも立ち寄ってみたい。

 駅前からバスで20分ほどの浄土ヶ浜は、白い巨岩と透明度の高い海が織り成す光景が素晴らしい景勝地。

 青空の下の絶景鑑賞はもちろん、気温が下がる夕暮れ時の散策もおすすめです。

 そして宮古といえば、名物の「瓶ドン」が必食。

 港町ならではの新鮮な海の幸をたっぷり堪能して、大満足間違いなし!

ワンランク上の東北旅に乗ってみたいJR東日本の人気列車

◆「ひなび(陽旅)」

 2023年12月にデビューした観光列車「ひなび(陽旅)」では、北東北の豊かな自然を表現した車両に乗って、大きな窓から美しい風景を満喫できます。

 また、スマートフォンの事前予約サービス「うけとりっぷ」で注文すれば、沿線の美味をちりばめた弁当やスウィーツも車内で受け取れるのもうれしいポイント。

JR東日本の列車に関する情報

ウェブサイト https://www.jreast.co.jp/
X:@JREast_official
instagram:@jreast_official

2024.07.12(金)
文=矢野詔次郎
写真=長谷川 潤

CREA Traveller 2024 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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