◆尾張津島天王祭
日本三大川祭りのひとつ、尾張津島天王祭は、全国の数ある夏祭りの中で最も華麗だといわれており、あの織田信長も見物したと伝えられる歴史あるお祭りだ。
宵祭では、車河戸で5艘の巻藁船(まきわらぶね)の屋台の上に掲げられた500個以上の提灯が灯された後、御旅所へと漕ぎ渡るまで、幻想的で優美な光景が広がる。
煌々と浮かぶ巨大な車楽舟(だんじりぶね)の姿は、一生に一度は見てほしい愛知県の夏の風物詩だ。
朝祭では、市江の車楽舟(だんじりぶね)と津島の6曹艘の車楽舟が登場。天王川を漕ぎ渡ると、市江車に乗った10人の鉾持ちが布鉾を持って次々に天王川へ飛び込む。
車楽舟行事は1980年に国の無形民俗文化財に指定され、2023年にはユネスコの無形文化遺産にも登録された。
開催日:宵祭/2024年7月27日(土)
朝祭/2024年7月28日(日)
尾張津島天王祭(おわりつしまてんのうまつり)
所在地 愛知県津島市宮川町1丁目(天王川公園)、津島市神明町1(津島神社)
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/320/
◆木曽川鵜飼遊覧
ライトアップされ、夜空に浮かび上がる国宝・犬山城を背景に、かがり火を焚いて川を下る鵜飼を眺める木曽川鵜飼遊覧は、幻想的で迫力満点。
1300年もの伝統を誇り、日本最古といわれる「木曽川うかい」は、観覧船に乗って鵜舟のすぐ近くまで近づく。ときにはかがり火の熱気が頬で感じられ、鵜の水しぶきが飛んでくるほどだ。
近年は夜だけではなく、昼にも鵜飼とその観覧が実施されている。
木曽川鵜飼遊覧(きそがわうかいゆうらん)
所在地 愛知県犬山市犬山北白山平2番地先(木曽鵜飼乗船場)
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/68/
2024.07.21(日)
文=CREA編集部