服やメイクにいくら気合を入れても、口臭ひとつで全てが台無し……。オーラルケアは、女子のたしなみの中でも、とくに重要です。でも、口臭は普通に歯磨きしただけでは消えないんです。ショック!!
「口臭外来」のある慶友銀座クリニックの大場俊彦先生に、正しい口臭対策を教えていただきました。
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口臭の原因は、ほぼ「食べかす」
「口の中の原因として、1つ目は、歯周病や虫歯などの疾患。2つ目は、舌の表面にできるコケ、そして3つ目は口の中に残った食べカスですね」
そう話すのは、東京・東銀座のクリニックで、「口臭外来」を開設した大場俊彦先生。耳鼻科の専門医ですが、銀座という土地柄、口臭の悩みを打ち明けられることがとても多いそう。
「とくに接客業の若い女性は、みなさん口臭を気にされています。相談をうけたら、まずは歯科で検査を受けるよう、おすすめします。歯周病や虫歯が原因なら、歯科で治療する必要があります。そうでない場合、ほとんどは自分で対策できます」
舌のコケは、どうケアすればいいのでしょうか。
「舌のコケには臭いの成分が入っていますが、とりすぎると舌があれてしまい、炎症を起こしてしまいます。舌のコケをとる場合は、ブラシタイプではなく、ヘラタイプを私は推奨しています。必ず歯科医の先生の指導の下に行ってください。絶対やりすぎは禁物です」
ちなみに、食事をした直後はあまり口臭がしません。これは唾液のおかげ。唾液がたくさん出て、口内の菌を洗い流してくれるからだそうです。
「口の乾燥は、口臭予防の大敵」と覚えておきましょう。
2014.03.02(日)
文=中津川詔子
写真=vita khorzhevska / Shutterstock.com