Magnificent View #132
コンコルド広場(フランス)

(C) Jeremy Woodhouse / Masterfile / amanaimages

 凱旋門からまっすぐ延びるシャンゼリゼ大通りの東端が、コンコルド広場である。

 1755年に造成されたこの広場は、18世紀後半のわずか40年間に、めまぐるしい転変を経る。

 同時代の国王ルイ15世の騎馬像が据えられていたため当初は「ルイ15世広場」と呼ばれていたが、フランス革命の勃発により王の像は撤去され、「革命広場」と改名される。

 革命のさなかには、ルイ16世、マリー・アントワネットといった王族、そして恐怖政治を敷いたロベスピエールなど、1119名がこの広場において、ギロチンの露と消えた。

 その後、1795年には調和という意味を持つ「コンコルド広場」に再び名を改め、現在にいたる。

 中央に立つ巨大な塔、オベリスクは、1826年にエジプトから贈られたもの。本来は対を成していたもう1本は、今もルクソールのテーベ神殿に立つ。

 オベリスクを挟む形で南北に設けられた噴水は、ヴァチカンのサン・ピエトロ広場の噴水を模している。大きな魚を抱く人魚たちの姿を見たら、日本人はハトヤのCMを思い出してしまうかも。

Column

今日の絶景

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2014.02.09(日)