◆本家伴久 氷瀑祭り

 「本家伴久」は、湯西川温泉の渓谷にある約350年の歴史を誇る老舗宿。毎年冬になると湯西川の対岸に、幅25メートル、高さ15メートルの巨大な氷瀑が出現する。

 この氷瀑は本家伴久の人たちによって1月から約1カ月かけて徐々に造りあげられたもので、完成した氷瀑は2月初旬から3月末までライトアップを実施。

 ブルーの光に照らされた氷と川の景色は幻想的で、宿の本館客室やロビー、露天風呂など、至るところから眺められる。

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ライトアップ期間:2月初旬~3月末

本家伴久 氷瀑祭り(ほんけばんきゅうひょうばくまつり)

所在地 本家伴久(栃木県日光市湯西川749)
https://www.bankyu.co.jp/

◆中禅寺湖のしぶき氷

 「中禅寺湖」は、約2万年前に「男体山」の噴火によってできたとされる堰止湖。国内最高所に位置し、四季折々に美しい自然が眺められる景勝地だ。

 厳冬期には、強風によって湖畔の木々などに水しぶきがかかり、この水が木の枝や岩、手すりなどに氷結する、「しぶき氷」という現象が見られる。

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 さまざまな形をした氷が連なり、その姿はまさに自然が創り出した彫刻。陽の光でキラキラと氷が輝く光景は神秘的だ。

 この時期は歩道も凍っているので、観覧の際には滑らないようにご注意を。

見ごろの時期:1月~2月

中禅寺湖のしぶき氷(ちゅうぜんじこのしぶきごおり)

所在地 栃木県日光市中宮祠
https://www.tochigiji.or.jp/spot/s48097/

2023.12.22(金)
文=佐藤由樹
協力=栃木県観光物産協会